悪質な通販サイトを見抜くポイント(スマホ版)

インターネットには、ビックリするような安い値段で商品が買えるといって、消費者をだます悪質なサイトがたくさんあります。インターネットで検索して、安い商品を探し、購入している場合は、要注意です。

 

ここでは、スマホ版の「悪質な通販サイトを見抜くポイント」を紹介します。パソコン版は以下を参照ください。

 

悪質な通販サイトを見抜くポイント(パソコン版)

http://netyougo.hatenablog.com/entry/2018/06/25/130551

 

なお、消費者庁越境消費者センターなどのサイトには、悪質な通販サイトを見抜くチェックポイントが紹介されています。これらを参考に、大事なポイントをまとめると以下になると思います。

 

《悪質な通販サイトを見抜くチェックポイント》

 

1. 商品の値段が通常より大幅に安い

 

新製品やブランド品の価格が半額以下のように、不自然に値引きされている。

 

2. 正確な運営情報(運営者氏名・住所・電話番号)が記載されていない

 

会社名、住所、電話番号、電子メールのすべてが書かれているか確認しましょう。なお、住所は実在するかについて、地図サービスなどで確認しましょう。

 

3. サイトの日本語がおかしい

 

危険なサイトは外国語を直訳したような不自然な日本語。

 

4. サイトのURLが「http://・・・」(httpsになっていない)

 

この場合は、サイトの通信が暗号化されておらず、信頼のおけるサイトではないです。ブラウザにも「保護されてない通信」というような表示がされているはずです。

 

 

上記に加え、ブラウザーでサイトの運営組織(Yahoo JAPAN、楽天など)を確認すると、法的に実在している企業・団体が運営しているサイトであることが証明され安心です。

 

サイトの運営組織は、スマホブラウザーのURLの右にある[鍵マーク]をクリックし、SSL証明書で確認できます(手順は後述します)。

 

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Yahoo! Japan楽天Amazon、などの信頼のおけるサイトは、サイトのSSL証明書で、運営組織名が明確になっています。

 

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最初、操作は面倒ですが、何回か使っていると慣れてくると思います。私も、最初は面倒でしたが、今は、インターネットの通販サイトを利用する場合、常に確認しています。

 

なお、運営組織名ができるのは、URLが「https://」(httpに“s”が追加)の場合で、この「https://」が使っているSSL証明書で確認することができます。

 

次に、具体的なスマホでの運営組織名の確認方法を紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

 

 

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サイトの「運営組織名」の確認方法

スマホ(Andoroid) ブラウザーChromeの場合

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ブラウザーのURLの左の[鍵マーク]をタップ

 *もし、[鍵マーク]が無い場合は、そのサイトは利用しないほうが無難です

②次画面の[詳細]をタップ

③[証明書情報]をタップ

④[組織(O)]があればOK!

 

 Yahoo! JAPANの例]

 

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楽天の例]

 

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《補足》「https://」が持っている「SSL証明書

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SSL証明書には3つのタイプがあり、「運営組織名」があるということは、信頼のおける②または③の証明書になります。

 

× ①ドメイン認証証明書・・・「運営組織名」無  信頼性が低い

〇 ②企業認証証明書・・・・・「運営組織名」有  信頼性が高い

〇 ③Extended Validation証明書・・・「運営組織名」有  最も信頼性が高い

 

 

①のドメイン認証証明書は書類を提出する必要がないため、数分程度で、簡単に証明書が入手でき、SSL証明書をみると、「運営組織名」を示す情報がありません。

 

②企業認証証明書には「運営組織名」、「運営組織の所在地」があり、法的に実在している企業・団体が運営しているサイトであることが証明され安心です。

 

③Extended Validation証明書には「運営組織名」、「運営組織の所在地」に加え、法人設立直轄地という特別な情報もあり、一番安心できます。

 

(注)なお、SSL証明書、パソコンでは全ての情報がみられますが、スマホでは「運営組織の所在地」が確認できませんでした。