インターネットに接続する方法には、光回線(FTTH)、ADSL、CATV(ケーブルテレビ)を設置する方法に加え、持ち運べる端末1台で実現可能なモバイルWi-Fiがあります。
複数人の家族で使う場合は、「データ通信量の制限」や「速度制限」が無い光回線、ADSL、CATV、一人でインターネットに接続したい場合は、自由に持ち運べるモバイルWi-Fiになるかと思います。
光回線(FTTH)
透明な繊維(ファイバー)を使って光でインターネットに高速に接続する方式。従来の電話線に比べて、大量の信号を高速で送ることができます。100Mbps以上の高速通信が可能です。
ADSL(非対称デジタル加入者伝送方式)
従来のアナログ電話回線を利用してインターネットに高速に接続する方式。速度は5Mbps~50Mbpsです。既存の電話回線を使えるので、コストが安いというメリットがある反面、電話局からの距離が離れると通信速度が落ちるというデメリットがあります。
ただ、今は光回線が普及してきたこともあり、サービスを中止する所も徐々にでてきています。
CATV(ケーブルテレビ)
ケーブル会社の回線を通じてインターネットに高速に接続する方式。速度は1Mbps~40Mbpsです。通信速度、接続料金などのサービス内容は、各地のケーブルテレビ会社により様々です。
モバイルWi-Fi(ポケットWi-Fi、WiMAX)
モバイルWi-Fiルーターという持ち運べる端末に、パソコン・スマホを、Wi-Fiでつなぎ、どこでもインターネットを活用できるサービスです。
光回線(FTTH)、ADSL、CATVは回線契約・プロバイダー契約が必要で、ルーターを購入し、Wi-Fi環境を自分で構築しないといけません。
モバイルWi-Fiは、サービスに契約しモバイルWi-Fiルーターを購入するだけで、簡単にWi-Fi環境が構築できます。
ただし、光回線(FTTH)、ADSL、CATVは、手続きが面倒ですが、「データ通信量の制限」や「速度制限」が無く、月額固定で、無制限にインターネットが利用できます。また、安定性や速度はやっぱり固定回線が有利です。
モバイルWi-Fiは、手続きは簡単ですが、「データ通信量の制限」や「速度制限」があるので、複数人で使うには、少し無理があります。
[補足]インターネット接続方法の概要(光回線の例)
*ADSL、CATVもほぼ同じ
インターネットに接続する方法は、大まかにいうと、①~⑥の流れです。
①パソコン、スマホ
↓
②無線LANルーター(Wi-Fi接続)
↓
③光回線終端装置(電気・光を変換)
↓
④回線(光回線)
↓
⑤プロバイダー(インターネット接続会社)
↓
⑥インターネット
つまり、NTTフレッツ光、au光、ドコモ光(NTTフレッツ光の回線利用)などは、④の回線と③の光回線終端装置のみ提供するものです。
そのため、インターネットに接続するためには、NTTフレッツ光、au光、ドコモ光などの回線業者との契約に加え、⑤のプロバイダーとの契約も必要になります。
なお、実際にインターネットに接続しているのは、プロバイダーのコンピュータです。