Web(ウェブ)サービスとは、インターネットのホームページの仕組みを利用したサービスのこと。Webは“ホームページ(の仕組み)”のことです。
なお、Webサービスは、ネットサービス、インターネットサービス、などとも呼ばれていますが、スマホでのアプリでも利用可能なので、ネットサービスの方が一般的な呼び名かもしれません。
なお、最近では、Webサービス、“クラウド”とも呼ばれることもあります。
Webサービスには、検索エンジン、天気や地図などの生活情報提供サービス、Youtubeなどの動画共有サービス、Amazonなどのショッピングサービスなど、様々あり、まさに生活の一部になってきました。
このWebサービスは便利ですが、最近は、個人情報が流出したり、不正に悪用されるなどの事件も多発しています。
会員登録時のパスワードを複雑にしたり、パスワードに加えて、セキュリティコードの入力が必要な2段階認証を活用したりするなどの安全対策(セキュリティ対策)が必須な時代になっています。
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■ Webサービスを見る仕組み(URL)とは
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Webサービスを利用するホームページを見るためには、そのデータがどこのコンピュータにあるかを示すことが必要です。それが、URLです。
URL:ホームページアドレス、ホームページがあるコンピュータ名称とデータ名
http://www.abc.co.jp/index.html 又は
https://www.abc.co.jp/index.html
http、https :ホームページを送受信するデータ通信方式という意味
*httpsの場合はインターネットとの通信が暗号化されます
www.abc.co.jp :ドメインネーム、ホームページが置かれているコンピュータ名
index.html :ホームページのデータ名 *”index.html”は通常、省略されます
ドメイン名の「www.abc.co.jp」の”co”は会社、”jp”は日本を表します。つまり、「www.abc.co.jp」は、簡単にいうと、「日本にある会社のコンピュータ」と言う意味です。
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■ Webサービスの基本用語紹介
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①Webサービス
Web(ウェブ)サービスとは、インターネット上のホームページの仕組みを利用したサービスのことです。
ウェブのWebは、「WWW (World Wide Web:ワールド ワイド ウェブ)」の略です。
②クラウド(クラウドコンピューティング)
クラウド(cloud)とは「雲」のことですが、この「雲」はインターネットを意味しています。インターネットは、パソコンの向こう側にあり、そして、見えない世界でコンピュータが動いているので、あたかも空の”雲(クラウド:cloud)”のようなイメージです。
③サーバとクライアント
コンピュータの役割は、「サーバ」(サービスを提供する側のコンピュータ)、「クライアント」(サービスを受ける側のコンピュータ)に大きく分けられます。
Webサービスを提供しているのは、この「サーバ」で、インターネットの中にあるコンピュータが実現しています。個人のパソコンは「クライアント」になります。
④ダウンロードとアップロード
「ダウンロード」とは、Webサービスを提供しているインターネットのコンピュータから、個人のパソコンにデータを転送することを言います。
「ダウンロード」の逆が「アップロード」で、個人のパソコンからWebサービスを提供しているコンピュータにデータを転送する事を言います。
⑤アカウント(ユーザID)とパスワード
Webサービスを利用するためには、個人を識別するためのアカウント(ユーザID)とパスワードを登録することが必要です(中には登録しなくてもよいサービスもあります)。
なお、パスワードは不正利用をされないように、名前・誕生日などの個人情報や辞書に載っているような単語を避け、英文字(小文字)・英字(大文字)・数字・記号などを組み合わせ、12文字以上にしましょう。
⑥ログインとログアウト
ログイン(login)は、Webサービスを利用開始するときに、利用者(ユーザ)の情報として、アカウント(ユーザID)とパスワードを入力することをいいます。
ログインの反対が、ログアウト(logout)で、ログインしているWebサービスの利用をやめることをいいます。
⑦サイト(site)
英語で「敷地、位置」のこと。インターネットで「サイト」という言葉が出てきたら、それは「インターネット上の場所」と考えたら良いと思います。たとえば、「ショッピングサイト」といえば、インターネットでショッピングができる場所となります
詳しくは、以下を参照下さい。
Webサービス利用時に知っておくと役立つ”Webサービスの基本用語紹介”
https://netyougo.hatenablog.com/entry/2022/03/10/115248
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■ Webサービス(ネットサービス)の種類
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①情報活用サービス
・・・ホームページで提供されている情報やサービスを活用するもの
②情報発信サービス *ホームページ、ブログ、Twitterなど
・・・インターネットに情報発信するもの
③情報共有(交流)サービス *Facebook、Line、Twitterなど
・・・多くの人との情報交流をするもの
まずは①の情報活用サービスを利用することが、インターネットを楽しむコツですね。そして慣れてきたら、②情報発信サービス、③情報共有(交流)サービスを利用したら良いと思います。
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■ Webサービスの利用方法
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①会員登録無しに、利用できるサービス(無料)
・・動画共有サービス、インターネット・ラジオ 他
②会員登録後、利用するサービス(無料)
・・ショッピングサービス、宿泊サービス、インターネットバンキング 他
③会員登録後、利用するサービス(有料)
・・動画配信(動画見放題)、音楽配信(音楽聴き放題)などの有料サービス 他
会員登録のサービスに質の良いサービスが多いです。なお、会員登録サービスに登録する場合には、通常、メールアドレスが必要です。このメールアドレスに、Webメールを使うと大変便利です。Webメールは、Yahoo! Japan、Google、Microsoftなどが提供しています。
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■ Webサービス利用時に注意したい安全対策
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アメリカのセキュリティ関連機関が2008年に、未対策のパソコンをインターネットに接続すると、およそ4分で悪質なプログラム(ウイルス)に感染するとして注意を呼びかけたことがあります。
また、いつも見ているホームページを見ただけでウイルス感染したり、広告をクリック、動画を見ただけでウイルス感染することもあります。
ウイルスなどの被害に会わないよう、以下に注意下さい。
①セキュリティソフトを導入し、気づかない攻撃を検知・ブロック
セキュリティソフトの活用はやはり基本中の基本。セキュリティソフトを活用し、ウイルスパターンは常に最新版に更新しましょう。
②弱点(脆弱性)を悪用されないよう、ソフトを最新の状態に更新
WindowsやMacなどの基本ソフトはもちろん、IEなどのブラウザ、Java、Adobe Reader、Flash Player などは、脆弱性を修正する更新プログラムが提供されたら速やかに適用しましょう。
③怪しいメールの添付ファイルやリンクを安易に開かない
④ホームページの広告、不明ソフトをダウンロードしない
⑤パスワードは簡単にせず、同じパスワードを複数のサービスで使わない
パスワードは簡単にせず、12桁以上にする(英字の小文字・大文字、数字を混合)。
また、同じパスワードを複数のサービスで使っていると、盗まれたパスワードを使って悪用される危険性が高まります。