スマホなどでよく聞く“パケット”という言葉、実は、インターネットと深い関係があります。
なお、インターネット上では、数十億人の人が、ホームページ、メールなど、様々なデータをやり取りしていますが、よく混乱せずにスムーズに、データを伝送していると思います。良く考えると、すごい技術だと思います。
このインターネットでのデータのやり取りに使われている技術が“パケット”です。
実は動画や音楽をインターネットで見たり聴いたりする場合、とても多量のデータがインターネットに流れます。もし、そのときに、一度にデータを流してしまうと、他の人のインターネットのやり取りができません。
そのため、インターネットとのやり取りデータは、細かく分けて、送信されています。この一つの単位が“パケット”です。
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パケット(通信)とは
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“パケット(通信)”とはデータを小さく分割して伝送する方法で、インターネットのデータ通信方法です。”パケット”という言葉は、本来は”小包”という意味。
インターネットでは、メールや画像データなどを小さな単位(これがパケット)に分割して送信しています。
小さな単位のデータには、宛先があり、受け取る側で、このデータを集めて、元のデータを復元します。
「パケット」という小さな単位にデータを分割して送ることで、平等に多くの人のデータを、インターネットの回線で送ることができます。また、それぞれのデータに宛先があるので、混乱しません。
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パケット料金
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パケット料金とはメール、インターネットなどのデータ通信にかかる料金
携帯・スマートフォンの文字・画像・動画のデータ通信は、データを小さく分けて通信する「パケット通信」です。その為、データ通信の料金を「パケット料金」と言います。
携帯・スマホ料金は大きく分けると、通話料金とデータ通信料金とに分けて考えられます。
データ通信料金はメール、インターネットなどの通信にかかる料金です。なお、課金の方法はいかになっています。
通話料金 ・・・使う時間によって課金される
データ通信料金・・・送受信されたデータ量(パケット数)で課金
これが”パケット料金”
携帯・スマートフォンの通話料金は時間で課金されますが、メールやインターネットのデータ通信料金は、やり取りしたデータ量(パケット量)で課金されます。
通話は、相手との通話の時、一つの通信回線を占有する為、使っている時間の長さで料金がかかります。
しかし、メールやインターネットでの文字・画像・動画のデータ通信の場合は、データを小さく分割することで、一つの回線を複数の人が利用するので、通信時間ではなく、やり取りしたデータ量で料金が算出されます。
スマホや携帯でインターネットを利用すると、文字以外に写真や音楽、動画もやり取りするので、多くのデータをやり取りします。
文字と比較して、およそ、写真は約1000倍、音楽は約5000倍、動画は約20000倍以上もあります。なお、オンラインゲームは音楽、動画をたくさん含んでいるので、かなりのデータをインターネットで通信します。
写真 1枚 = 約1MB
音楽 1曲 = 約5MB
動画 5分程度 = 約20MB以上(解像度により異なる)
スマホや携帯で、音楽を聴いたり、動画を見たりすると、かなりのデータ通信量を消費するので注意してください。
《参考》パケットのデータサイズについて(スマホの場合)
パケットはインターネット通信をする場合の”単位”ですが、スマホの場合、1パケット=128バイト(128文字分)で、インターネット通信をする場合は、このパケットに分割されて、送信されています。
例えば、1MBの写真は「8,192パケット」に分割されて送信されます。このように、小さなパケットに分割されて送信されますが、受け取り側で、元のデータにまとめます。
なお、計算すると、1ギガ(1GB)=8,388,608パケットになります。以下は参考です。
写真 1枚 = 約1MB = 8,192パケット
音楽 1曲 = 約5MB = 40,960パケット
動画 5分程度 = 約20MB以上 = 163,840パケット以上