個人のパソコン・スマホなどが、インターネットにつながっている場合、極端に言うと、「インターネットから丸見え」の状態になっています。
最近は、FTTH(光ファイバー)、ADSL、そしてWi-Fiでの無線通信で、インターネットに常時接続する時代になりましたから、パソコンやスマホは、インターネットから常に「丸見え」の状態になっています。
インターネットから「丸見え」の状態からパソコンやスマホを守り、インターネットからの不正な攻撃や、情報流出を防ぐのが「パーソナルファイアウォール」です。
■パーソナルファイアウォールとは
パーソナルファイアウォールとは、インターネットと個人のパソコン間の「通信を監視するソフトウェア」です。以下の機能があります。
①インターネットから個人のパソコン・スマホに不正な通信があった場合、それを停止
②個人のパソコン・スマホからインターネットへの通信も監視して、不正な通信を停止
インターネットとの通信を監視することで、外からのウイルスなどの攻撃を防ぎ、また不正なソフトウェアが、パソコンやスマホの中の情報流出を防ぐソフトウェアが、「パーソナルファイアウォール」で、「家の玄関を守るガードマン」みたいなものです。
最近のセキュリティソフトは、ほとんどが、この「パーソナルファイアウォール機能」を持っています。ぜひ、この機能を活用しましょう。
なお、ブロードバンドルーターも外部からの攻撃をある程度防いでくれますが、万全とはいえません、この「パーソナルファイアウォール機能」も利用したほうが安全です。
《補足》”ファイアウォール”と”パーソナルファイアウォール”の違い
ファイアウォール (Fire Wall) は "防火壁" の意味で、ネットワークの外側からの攻撃や侵入を防ぐための仕組みです。以下の機能があります。
・内部、外部からの通信を選択的に透過、遮断する
・ログに攻撃などの記録を残す
企業などがインターネットに接続するところに置くファイアウォールの専用装置は、ネットワーク全体を守るのに対し,パーソナルファイアウォールは1台のパソコンやスマホを守るという点にあります。