クッキー(Cookie)は、ブラウザが、ホームページの利用者情報、アクセス履歴などの情報を記憶したもの(仕組み)で、次回のデータ入力時にそれを利用することで、ブラウザの操作を省力化させる仕組みです。
例えば、ある会員制のホームページにおいて、各パソコンに、会員番号等の情報がクッキーとして保存され、次回そのホームページにアクセスした際にそのユーザー情報を、会員制のコンピュータが抽出し、どの会員がアクセスしたかを認識します。
よく、会員制のホームページを訪問した際に、「○○様ようこそ!」や、以前購入した商品と似たような商品の紹介分が出ていたりするのが、クッキーでやり取りされた結果です。
クッキーは利用者にとって便利な機能ですが、クッキーの中には大事な個人情報が入っており、この個人情報が漏洩したり悪用されたりするので、充分な注意が必要です。
インターネット・カフェなどの自分のパソコン以外で、金融サイトやショッピングサイトをアクセスすると、この時の個人情報がクッキーとして残るので、このような事は避けなければなりません。
もし、ネットカフェや共通パソコンなどでホームページ閲覧をした場合は、クッキー・キャッシュをクリア(削除)することが必要です。
なお、ブラウザでネットサービスが、突然使えなくなったときは、このクッキー(Cookie)が悪さをしている場合があり、削除すると正常に戻ります。
Googleサービスが突然使えなくなる件、実は、私は、ブラウザFirefox、Chromeで4回経験しました。
①Windows8.1のFirefoxでGoogleカレンダーが使えなくなった。
②Windows10のChromeでGoogleブックマークが使えなくなった。
結果的には、Cookieを削除したら、無事にGoogleサービスが以前のように使えるようになりました。
ブラウザの Cookieを削除(クリア)すると、ウェブサイトに関する設定(ログインに使用するユーザー名やパスワードなど)が削除され、再ログインが必要になります。
以下にChrome (ver64)とIE11(Internet Explorer)の、クッキー(Cookie)に加え、キャッシュも削除する方法を示します。
もし、ブラウザの動作がおかしくなったら、まずは、クッキーとキャッシュの削除を実施してみてください。ただし、サイトの再ログインなどの操作が必要になるので注意ください。
【Chrome (ver64)の “クッキー+キャッシュ“ を削除する方法】
(注)バージョンにより少し操作が異なります。
①設定メニューの[設定]をクリック
②[詳細設定]をクリック (注)見にくいので注意
③プライバシーとセキュリティの[閲覧履歴データを消去する]をクリック
④ [閲覧履歴]、 [Cookie]、[キャッシュ・・]を✔して[データを消去]をクリック
(注)キーボードのキーを3つ同時に押しても(Windowsの場合、Ctrl+Shift+Delete)、閲覧履歴データを消去する画面が表示されます。
この画面で、[閲覧履歴]、 [Cookie]、[キャッシュ・・]を✔して[データを消去]をクリックします。こちらの方法が簡単かも。
【IE11(Internet Explorer) “クッキー+キャッシュ“ 削除方法】
①ツールの[インターネット オプション]をクリック
②閲覧の履歴の[削除]をクリック
③以下のみ✔ *その他は無し
・「お気に入りWebサイトデータを保持する
・「インターネット一時ファイル・・・・」
・「クッキーとWebサイトデータ」
・「履歴」
・「ダウンロードの履歴」
④[削除]をクリック