Wi-FiのタイプとSSIDの使い分けとは

何故かWi-Fiが使えない状態になるときがあります。そんな時、無線LANルーター(Wi-Fiルーター)が持っている”SSID”を、別の”SSID”に変更すると、うまく使える状態になることがあります。

 

なお、無線LANルーターには通常、複数のSSIDがあり、例えば、私の自宅の無線LANルーターの場合は、以下のSSIDを持っています。

 

 SSID1( 5GHz)= *****-*****-a

    ネットワーク認証方式=WPA2  暗号化キー:○○○○○○

 SSID2(2.4GHz)= *****-*****-g

    ネットワーク認証方式=WPA2  暗号化キー:○○○○○○

 SSID3(2.4GHz)= *****-*****-g

    ネットワーク認証方式=WEP  暗号化キー:○○○○○○

 

Wi-Fiが接続できないときは、無線LANルーターが持っている、別なSSIDに変更すると使える場合があります。

 

■SSIDとは何か?

SSIDは Service Set ID と呼ばれ、Wi-Fi(無線LAN)に付けられた名前(ID)で、通常、無線LANルーターには、複数のSSIDを持っています。

 

Wi-Fiに接続するときは、【SSIDと暗号化キー】を指定して接続します。

 

■■□―――――――――――――――――――□■■

SSIDの使い分け

■■□―――――――――――――――――――□■■

 

詳しい説明は後述しますが、例えば、以下のようなSSIDの場合、使い分けは以下になります。

 

①SSID1( 5GHz)= *****-*****-a ※通常、SSIDの最後が“a”

    ネットワーク認証方式=WPA2  暗号化キー:○○○○○○

②SSID2(2.4GHz)= *****-*****-g ※通常、SSIDの最後が“g”

    ネットワーク認証方式=WPA2  暗号化キー:○○○○○○

③SSID3(2.4GHz)= *****-*****-g ※通常、SSIDの最後が“g”

    ネットワーク認証方式=WEP  暗号化キー:○○○○○○

 

①使用機器が家電製品の近くに有る場合

→家電製品の影響を受けない、「5GHz」のSSID1

②使用機器がルーターから遠い場合

→障害物の影響を受けない、「2.4GHz」のSSID2、SSID3

 ただし、SSID3は暗号化が弱く、使わない方が良い!

 

SSID1、SSID2は“WPA2”(暗号化が強く、盗聴に強い)なので問題有りません。

SSID3は“WEP”(暗号化が弱く、盗聴に弱い)になっており、SSID3は使用しない方が良いです。

 

 

■■□―――――――――――――――――――□■■

SSIDの“5GHz”、“2.4GHz”の違いとは?

■■□―――――――――――――――――――□■■

 

Wi-Fiは、TV、ラジオ、電子レンジなどと同じ、無線(電波)を使って通信していますが、実は、Wi-Fiには、”5GHz”と”2.4GHz”という、2つの無線(電波)を持っています。

 

5GHz・・・周波数が高く(小さな波のイメージ)、電子レンジなどの家電製品の影響は受けませんが、障害物による影響を受けやすい。

 

2.4GHz・・周波数が低く(大きな波のイメージ)、障害物に強いですが、電子レンジなど家電製品の影響を受けやすい。

 

少し分かりづらいですが、使い分けは以下になります。

 

①使用機器が家電製品の近くに有る場合 →5GHzのWi-Fi

・・・・家電製品の影響を受けない、5GHzのWi-Fiを利用

 

②使用機器がルーターから遠い場合 →2.4GHzのWi-Fi

・・・・障害物の影響を受けない、2.4GHzのWi-Fiを利用

  

(注)SSIDの5GHz/2.4GHzの見分け方

通常、SSIDの最後が“a”となっているのが”5GHz“、最後が“g” となっているのが”2.4GHz“のタイプです。SSIDやパスワードは、通常、機器本体の底面・背面に貼られたラベルに記載されています。

 

f:id:yougo-school:20180808222325p:plain

 

■■□―――――――――――――――――――――――□■■

SSIDの“ネットワーク認証方式(暗号化方式)”の違いとは?

■■□―――――――――――――――――――――――□■■

 

SSIDには”5GHz”と”2.4GHz”という違い以外に、もう一つ大きな違いがあります。それが、ネットワーク認証方式(暗号化方式)です。

 

Wi-Fiは無線なので、通信する場合、盗聴されても安全なように暗号化しています。この暗号化の種類が“ネットワーク認証方式”の違いです。

 

この“ネットワーク認証方式”には以下がありますが、安全な“WPA2”を使うことが大事です。“WEP”は使うことを避けてください。

 

X WEP →古い暗号化方式で、すぐに見破られる

Δ WPA → やや強い暗号化方式だが、それでも不安

〇 WPA2 → 強い暗号化方式で、安心して使える

 

f:id:yougo-school:20180808222359p:plain

 

《補足》無線LAN(Wi-Fi)の種類

”5GHz”、”2.4GHz”という2つの無線(電波)を使っていますが、以下の種類があります。

 

①11b・・・最大速度は11Mbps(周波数帯域2.4GHz)

壁などの障害物に強いですが、電子レンジなどと同じ電波を利用するため、家電製品を使っていると接続できなくなる場合があります。

 

②11g・・・最大速度は54Mbps(周波数帯域2.4GHz)

11bと同じ電波を使っていますが、11bよりも高速です。ただし、11bと同様に、家電製品を使っていると接続できなくなる場合があります。

 

③11a・・・最大速度は54Mbps(周波数帯域5.2GHz)

電子レンジなどの家電製品の影響は受けませんが、障害物による影響を受けやすい欠点があります。

 

④11n・・・速度は300Mbps~450Mbps(周波数帯域2.4GH、5.2GHzの両方を使用)

障害物があっても高い安定性を持つなど多くの利点があります。5.2GHz帯を使用すれば、電子レンジなどによる干渉もありません。

 

⑤11ac・・・速度は433Mbps~約7Gbpsの高速データ通信(周波数帯域5GHz)

アンテナを複数使用して通信帯域を拡張するMIMO(Multiple Input Multiple Output)を駆使し、高速データ通信を可能にしています。

 

[補足]無線LAN規格まとめ *2018年9月段階

2.4GHz帯は、家庭用の機器で低出力の電波を出すものであれば免許不要で利用できるため、電子レンジやリモコン、玩具、Bluetoothデバイスなど、様々な機器に利用されています。これらの電波と無線LANが混在する環境では電波干渉が起こりやすく、通信速度が大幅に低下する場合もあります。

5GHz帯は、家庭用としては無線LAN機器しか利用できず、2.4GHz帯より電波干渉が少なく有利とされています。

 

規格名(規格上の最大速度)・・・利用周波数帯

11a(54Mビット/秒)・・・5GHz

11b(11Mビット/秒)・・・2.4GHz

11g(54Mビット/秒)・・・2.4GHz

11n(600Mビット/秒)・・・2.4GHz/5GHz

11ac(6.93Gビット/秒)・・・5GHz

11ad(6.7Gビット/秒)・・・60GHz

11ax(9.6Gビット/秒)・・・2.4GHz/5GHz

 

現在、一番利用されている無線LANの規格はIEEE 802.11acみたいですね。

 

f:id:yougo-school:20180506173846j:plain