緊急性のあるメール、強迫めいたメール、当選しました!メール、いずれも、ウイルス感染、ID/パスワードを盗む「迷惑メール」です。ダマされないように用心しましょう。
最近、私の所に来た迷惑メールが以下です。
不正な取引があったかもしれないので、カードの利用を一部制限したので、リンク先をクリックしてくださいというメール。
-------------------------------
【ID/パスワードを盗もうとする 迷惑メール実例】
件名: ****カード【重要】
メール内容:
「本いつも弊社カードをご利用いただきありがとうございます。
このたび、ご本人様のご利用かどうかを確認させていただきたいお取引がありましたので、誠に勝手ながら、カードのご利用を一部制限させていただき、ご連絡させていただきました。
つきましては、以下へアクセスの上、カードのご利用確認にご協力をお願い致します。
ご回答をいただけない場合、カードのご利用制限が継続されることもございますので、予めご了承下さい。」
ご利用確認はこちら ←危険なリンクが貼ってあります
-------------------------------
文面を見ただけでは、もっともらしいメールで、「ご利用確認はこちらを」をクリックしてID・パスワードなどを入力すると、個人情報が盗まれます。
昔は、一目見ただけで、あーこれは変なメールだ!と分かったのですが、最近は、メールの内容が巧妙になり、私も一瞬、ダマされそうになりました。
迷惑メールは、「スパムメール」や「ジャンクメール」とも呼ばれています。ウイルス被害、個人情報の流出、機密情報の漏洩などの一番の原因は、この「迷惑メール(いたずらメール)」だと言われています。
迷惑メールとはどういうメール?
①”システムが変更になりました・・・手続きをしてください”
→ログイン時の個人情報などを要求するメール
②”これをしないと・・・になるよ”
→脅迫めいたメール
③“すぐに添付ファイルを確認ください”
→添付ファイルを見ることを催促するメール
④”あなたに・・・が当たりました”
→もうけ話のメール
具体的な迷惑メールの内容は以下を参照下さい
【迷惑メール】とは、勝手に送られてくる危険なメール、その実例とは
https://netyougo.hatenablog.com/entry/2018/03/09/110848
スマホのSMS(ショートメッセージ)を悪用した詐欺が増えています。注意して下さい。
スマホに突然来るSMSは危険! その実例とは?
https://netyougo.hatenablog.com/entry/2018/09/18/093304
迷惑メールの傾向
①登録している名前やパスワード、その他個人情報を求める内容
②注文していない商品の注文確認をする内容
③支払い情報の更新を求める内容
④添付ファイルやソフトウェアのインストールを求める内容
⑤文章の表現がおかしい(誤字や文法の間違い)
*いつもと違うメールは、迷惑メールではないかと疑って下さい。
迷惑メールの基本は、
”無視し、何もせず、そのまま削除する” ことです。
迷惑メールに返信するのは× 絶対にダメです
(メールアドレスがばれます)
迷惑メールの添付ファイルを実行するのは× 絶対にダメです
(ウイルスに感染します)
迷惑メールのURLをクリックするのは× 絶対にダメです
(不正なサイトに誘導されます)
例えば、迷惑メールに腹を立て、「こんなメールは送信しないで欲しい」と抗議のメールを返信したら、悪徳業者のメールリストに記録され、迷惑メールの餌食になります。
■■□―――――――――――――――――――――――□■■
迷惑メールの未然防止 ~メールアドレスの作り方に注意
■■□―――――――――――――――――――――――□■■
迷惑メールは、メールアドレスをある規則で作成し、無作為に迷惑メールを送信したり、インターネットに公開されているメールアドレスに送信されます。その為、メールアドレスの作り方・使い方に注意しなければいけません。
(1) メールアドレスを工夫し、単純なメールアドレスにしない
(2) メールアドレスを複数持ち、家族・友人用、個人情報登録用、公開用などに使い分ける
以下は有効なメールアドレスの付け方です。以前、携帯の迷惑メールに困ったことがあり、下記内容でメールアドレスを変更したら、それ以降ピッタリ止みました。
(a) メールアドレスには、英文字だけでなく、数字も使用する。
(b) 桁数をなるべく多くする。
(c) 辞書に載っている英単語は使用しない。
(d) 誕生日等の個人情報は使用しない。
■■□―――――――――――――――――――□■■
迷惑メール受信時の対策
■■□―――――――――――――――――――□■■
迷惑メール受信時の対策は以下です。このことを守れば、ほとんどの迷惑メールの危険を防ぐことが可能です。
①不審なメールは「無視」が大原則、絶対に返信しない(メールアドレスが悪用されます)
例えば、迷惑メールに腹を立て、「こんなメールは送信しないで欲しい」と抗議のメールを返信したら、悪徳業者のメールリストに記録され、迷惑メールの餌食になります。
②迷惑メールの添付ファイルは絶対に実行しない(ウイルスに感染します)
迷惑メールの添付ファイルにはウイルスが入っています!!
「面白い画像があるよ!」という不審なメールの添付ファイルを、興味半分で、実行したらウイルス感染!
③迷惑メールの中のURLは絶対にクリックしない(危険なサイトに誘導されます)
迷惑メールのURLをクリックすると危険なサイトに誘導され、個人情報を盗まれたり、ウイルスに感染したりします。
④差出人が友人だからと安心しない、差出人を偽るメールもあります(差出人詐称(さしょう)ウイルスメール)
差出人を変更し、差出人が友人から送られたように送信する、ウイルス付きメールもあります。差出人だけをみてOKと判断せず、メールの内容を良く見ることが大事です。
■■□―――――――――――――――――――□■■
迷惑メール撃墜方法
■■□―――――――――――――――――――□■■
最近の迷惑メールは、メールアドレスを変えたり、メール件名・内容を変化させるので、特定のメールアドレスやメール件名のフィルタリングでは、防ぐのが難しくなっています。
現在有効なのは、”学習型”という言われる迷惑メール対策です。メール件名・メール内容から総合的に判断し、迷惑メールを予測します。
ただし、正規のメールを迷惑メールと判断することがあるので、時々、迷惑メールと判断された中に、大事なメールがないか確認することが必要です。
--《注意!!》---------------------
”学習型”の迷惑メール判断は常に100%正しいとは限りません。
正常なメールを誤って迷惑メールと判断することがあります。
迷惑メールと判断された中に、正常なメールがないか、時々、確認することが大事です。
-----------------------------
(1) 検索エンジンの無料メールサービスの迷惑メール対策を活用する
”Gmail”、”Yahoo!メール”、”Outlook.com”などの無料メールサービスが提供している迷惑メール対策を活用する方法です。
(2) セキュリティ対策ソフトの迷惑メール対策機能を活用する
最近のセキュリティ対策ソフトは、迷惑メール対策機能を持つものが多いので、この機能を使うのも一つの方法です。
(3) プロバイダーが提供する無料サービスを活用する
初期設定では有効になっていないサービスもあるので、利用する際には、プロバイダーの会員サービスなどを確認しましょう。
(4) 迷惑メール対策機能をもったメールソフトを活用する
メールソフト自体に迷惑メール対策機能を持ったソフトもあります。