【セキュリティ(security)】とは、安全・安心のこと ~ネット活用には大事な言葉

セキュリティとは、安全、安心、保安、防衛、防護などの意味を持つ言葉です。

 

”インターネットではセキュリティ対策が重要“というようによく使われますが、なかなか意味深い言葉です。

 

コンピュータの世界では、パソコン、スマホなどが安全で安心して使い続けられるように、悪意に基づく行為や自然災害などの事故からコンピュータを守ることです。

 

              セキュリティ対策=安全・安心対策  になります。

 

f:id:yougo-school:20180617144612p:plain

 

 

セキュリティ対策を実施するためには、利用するパソコン・スマホなどを安全に利用できるように、ウイルスなどの危険なソフトや、個人情報を盗むネット詐欺などの攻撃を防御することです。

 

また、自然災害などから情報機器や情報(データ)を守り、事故などが発生しても継続して情報(データ)が使えるようにすることです。

 

なお、セキュリティ対策が不十分だと、被害者ばかりでなく、知らないうちに加害者にもなるため、注意が必要です。

 

インターネットがスタートした1990年代、ウイルスといっても、イタズラ的なものが多かったように思います。しかし、30年以上たった今は、ウイルスなどの危険なソフトは、種類も被害の規模も、格段にアップ。想定外の被害になることもあります!

 

ホームページを見ただけで、パソコンの全ファイルが暗号化され使えなくなる凶暴なウイルスや、メールの添付ファイルを実行したことで、機密情報が流出し、大きな事件にも。

 

また、古いOS(サポートが切れたWindowsなど)や、サポートが切れたソフトを使って、病院のデータが全て使えなく事件など、社会的な問題にも発展しています。

 

安全対策の基本は、発生する前、未然に防御することです

 

2008年に、アメリカのセキュリティ関連機関が、

 

未対策のパソコンをインターネットに接続すると、およそ4分で悪質なプログラム(ウイルス)に感染

 

するとして注意を呼びかけたことがあります。2016年の今は、更に危険な時代です。

 

対策なしのパソコンをネットにつないで、無傷でいられるのは短い時間。

 

また、パソコンのウイルスは同じネットワーク内の全パソコンに一瞬のうちに感染し、“発見したときは、時すでに遅し”です。

 

「セキュリティソフト」を活用しましょう。「ウイルス対策ソフト」から「セキュリティソフト」へ進化

 

”ウイルス対策ソフト”、最近は”セキュリティソフト”と呼ばれています。ウイルス/スパイウェア対策以外に、フィッシング詐欺対策、迷惑メール対策、不正侵入対策、Webの安全性チェックなどの多くの機能を持つようになったからです。

 

■■□―――――――――――――――――――□■■

セキュリティ対策(安全対策)の心構え

■■□―――――――――――――――――――□■■

 

セキュリティ対策というと、これまではパソコンでしたが、スマホやタブレットのセキュリティ対策は必要です。「スマホもタブレットもパソコンと同じ」という認識がとても大事な気がします。

 

1. ウイルス、詐欺などの危険を知ることからスタート

有効な対策をするためには、どんな危険があるのかを知ることが大事です。最近は、TVのニュースなどでも、インターネットでどんな危険があるのか良く報道されるので、このようなニュースに関心を持つことが必要ですね。

 

2. 安全対策は前もって対策することが大事(発生してから対策しても遅い)

ウイルスなどに感染したら、ネットワーク上の全てのパソコンが瞬時にウイルスに感染したり、パソコンやスマホのデータが使えなくなったりします。未然に予防することが大事です。

 

3. 自分は大丈夫だろうと考え、わずかな点を見逃すと大きな危険に

使っているソフトは全て100%完璧ではありません。ソフトを最新版にしないとウイルス感染などの危険があります。また、突然来た迷惑メールにも危険がいっぱい。ウイルスなどは他人事ではなく、いつか自分も危ないと考え対策しましょう。

 

4. データのバックアップは大事 備えなければ憂い有り

ウイルスやハードトラブル、自然災害などで重要なデータが使えなくなったら大変。何事も備えが大事です。データもUSBメモリなどの外部媒体にバックアップしましょう。

 

■■□―――――――――――――――――――□■■

セキュリティ対策の基本

 パソコンばかりでなく、スマホもタブレットも対策が必要

■■□―――――――――――――――――――□■■

 

1. 基本中の基本 セキュリティソフトを利用しましょう

セキュリティソフトを活用し、危険を未然に防ぎことは基本中の基本です。また、セキュリティソフトが持っている“ウイルス定義ファイル(ウイルスパターンファイル)”を常に最新版に更新することも忘れないこと。

 

2. 完璧なソフトはありません ソフトを最新版にしましょう

セキュリティソフトでは防げない攻撃もあります。ソフトの不具合(脆弱性:ぜいじゃくせい)も常に狙われています。ソフトを最新版に更新しましょう。

 

3. 古いOS(サポートが切れたWindowsなど)やサポートが切れたソフトは使わない

 

古いOSやサポートが切れたソフトは、不具合が見つかっても改善されません。とても危険です。特に、WindowsなどのOSやOfficeソフトには、サポート期間があります。この期間を過ぎる前に、更新しましょう。

 

4. 長い間の努力が水の泡に データのバックアップをしましょう

ウイルスによる被害、機器トラブル、自然災害で大事なデータが使えなくなったら、泣くに泣けません。貴重なデータは定期的にバックアップすることが大事です。

 

5. 短いパスワードは一瞬に見破られます パスワードを複雑に 使いまわしを避けましょう

簡単なパスワードだったら数秒で見破られます。また、同じパスワードを複数のサービスで使いまわしすると、もしパスワードが流出した場合に、不正利用される危険が増大します。

 

6. メール・SMSに来る危険な迷惑メールは悪の温床 注意しましょう

突然やってくる迷惑メールは、危険の宝庫です。迷惑メールは、何もせず、すぐに削除することが基本です。迷惑メールの中のURLをクリックしたり、添付ファイルを実行したりするのは絶対NGです。また、腹を立てて返信することも絶対NGです。

また、メール・SMSの中のURLクリックで危険なサイトに誘導されます。必要なサイトはブラウザのブックマーク(お気に入り)に登録して、そこから利用しましょう。

 

7. 重要なデータは暗号化しましょう(Officeのパスワード活用など)

万が一、不正アクセス、データ流出した際の危険を少なくするため、データを暗号化して、データを簡単に読めないようにすることが大事です。