知っておきたい無線LAN(Wi-Fi)の基本用語

最近は、無線LAN、Wi-Fi(ワイファイ)を使って、パソコン、スマホでインターネットを利用する人が増えてきました。

 

ところが、これらを使う場合、聞き慣れない専門用語も多く、安全対策も難しく、困ることが多々あると思います。

 

そこで、無線LAN、Wi-Fiについて、知っておきたい下記用語を、簡単にまとめてみましたので、ぜひ参考にして下さい。

 

①無線LAN

②無線LANとWi-Fi(ワイファイ)

③無線LANルーター(Wi-Fiルーター)

④親機(アクセスポイント)と子機

⑤SSIDとパスワード

⑥暗号化方式 「WEP」「WPA」「WPA2」

⑦無線LAN(Wi-Fi)の電波の種類(“5GHz”、“2.4GHz”)

⑧無線LAN(Wi-Fi)の種類~ 「11b」「11g」「11a」「11n」「11ac」

⑨公衆Wi-Fi(無料Wi-Fi、Wi-Fiスポット)

 

なお、無線LANは、LANケーブルのような線を使用せず、無線を利用したコンピュータ間の接続(ネットワーク)です。

 

無線LAN、最近は家庭でもよく使われ、ケーブルを使用しないため、パソコンやスマホなどが、どこにあっても、インターネットに接続でき便利です(但し、接続できる範囲はありますが)。

 

なお、無線LANとWi-Fi(ワイファイ)ですが、基本的に、“LAN=Wi-Fi”と考えていいです。また、このように考えると分かりやすいですね。

 

また、無線LAN(Wi-Fi)を使う場合、盗聴対策のための”暗号化”があります。安全対策ととして、とても大事なので、関心を持って下さい。

 

ラジオやTVと同じように電波で通信しているので、内容を盗聴するのは、ソフトがあれば簡単にできます。そのため、昔から、無線LAN(Wi-Fi)には、簡単に解読できないよう、暗号化の動きがありました。

 

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無線LAN

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無線LAN とはLANケーブルのような線を使用せず、無線を利用したコンピューター間の接続です。これは、TV・ラジオなどのように、(目に見えない)電波を使う方法です。

 

(注)無線LANのLAN(ラン)は、家庭や職場などのフロアーの狭い範囲で、パソコン、プリンターなどのコンピューター機器をつないだもの。

 

これまで、家庭や職場でパソコンなどをインターネットに接続する場合、LANケーブル(ラン ケーブル)という線を使っていました。

 

しかし、今では、線なし(無線)で、パソコンやスマホをインターネットに接続するようになってきました。

 

①職場や家庭など狭い範囲で、②線なしでコンピューターを接続する方法を、“無線LAN(ラン)”と言います。

 

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無線LANとWi-Fi(ワイファイ)

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Wi-Fiは“無線LANが安心して使えるシンボル”で、

無線LAN=Wi-Fi

と考えても問題ありません。

 

無線LANが初めて商品化されたときは、メーカーが独自に無線通信を考えていたので、商品どうしが、無線LANで接続できるかどうかが分からない状態でした。

 

これを解決したのが、「Wi-Fi Alliance」という団体が標準規格化した「Wi-Fi」です。Wi-Fiに対応していれば、他のWi-Fi対応の他の製品とも、無線で通信可能であることが保障されます。

 

最近では、パソコン、スマホ、プリンター、デジタルカメラ等にもWi-Fiが搭載されており、Wi-Fiのお陰で、無線で安心して相互に接続出来ます。

 

なお、「無線LANルーター」も、ときに、「Wi-Fiルーター」と呼ばれますね。

 

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無線LANルーター(Wi-Fiルーター)

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家庭のパソコンやスマホなどの複数機器を、無線でインターネットに接続してくれる機器です。無線LANルーターは以下の機能を持っています。

①インターネットに接続する「ルーター」機能

②機器を無線で接続する無線の親機(アクセスポイント)機能

 

家でWi-Fiを使い、インターネットに接続するには、この「無線LANルーター」が必要です。無線LANルーターは、Wi-Fiルーターとも呼ばれます。

 

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親機(アクセスポイント)と子機

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無線LANは、ラジオ、テレビなどのように、電波を発するものと受信するものがセットになっており、電波を発する機器と受信する機器が必要になります。

 

無線LANでは、電波を送る方が「親機(アクセスポイント)」、その電波を受取る方が「子機」になります。

*親機は、無線アクセスポイント(無線AP)とも言われます。

 

電波を送る機器を「親機(アクセスポイント)」といい、家庭では、通常、無線LANルーターが「親機」になります。

 

パソコン、スマホ、プリンターなどは、電波を受取る機器で、無線LANでの「子機」になります。

  

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SSIDとパスワード

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SSIDは Service Set ID で、Wi-Fiに付けられた名前(ID)です。

 

無線LANに接続するためには、無線LANルーターが持っているWi-Fiの名前(SSID)を探して接続します。

無線LANルーターには通常、複数のSSIDがあり、いくつかのWi-Fiが使えます。通常、無線LANルーターの機器本体の底面・背面に貼られたラベルに、複数のSSID(+パスワード)が記載されています。

 

なお、SSIDにはパスワードが有るものと無いものがあります。

 

 パスワードが有るSSID

・・・無線通信が暗号化されており、盗聴されても安全

 パスワードが無いSSID

・・・無線通信が暗号化されておらず、盗聴され情報が悪用される危険

 

パスワードは暗号化キーとも呼ばれ、弱い暗号化(WEP、WPA)、強い暗号化(WPA2)があるので、強い暗号化のパスワードを利用下さい。

 

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暗号化方式 「WEP」「WPA」「WPA2」

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無線LAN(Wi-Fi)は、ラジオやTVと同じように電波で通信しているので、内容を盗聴するのは、ネットワーク分析ツール(ソフト)があれば簡単にできます。

 

そのため、昔から、無線LAN(Wi-Fi)には、簡単に解読できないよう、暗号化の動きがありました。

 

これまで、暗号化方式として、古い順に、「WEP」「WPA」「WPA2」というのが考えられています。暗号化方式を使う時は、一番新しい「WPA2」方式を利用することが大事です。

 

ただ、古い暗号化方式「WEP」は、解読するのが可能なので、“暗号化無し”と同じです。また、「WEP」の次に考えられた「WPA」の暗号化方式も、安全とは言えません。

 

まとめると、安全性から言えば、以下のようになります。出来るだけ「WPA2」方式を利用して下さい。

 安全性から言えば、” WEP < WPA << WPA2 ”

 

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無線LAN(Wi-Fi)接続するには

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無線LANに接続するときは、まずは、無線LANルーター(Wi-Fiルーター)が持っているSSIDを確認し、SSIDを指定して、SSIDのパスワード(暗号化キー)を入力して接続します。

 

①SSID 無線LANに付けられた名前(ID)

(通信方式・・・11b、11g、11a、11n、11ac)

 

②暗号化キー(パスワード)   WEP、WPA、WPA2に対応した暗号化キー

 

*安心できるのはWPA2の暗号化キー、次にWPA。WEPの暗号化キーは弱いので使わない!

 

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無線LAN(Wi-Fi)の電波の種類(“5GHz”、“2.4GHz”)

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無線LAN(Wi-Fi)は、TV、ラジオ、電子レンジなどと同じ、無線(電波)を使って通信していますが、実は、”5GHz”と”2.4GHz”という、2つの無線(電波)を持っています。

 

5GHz・・・周波数が高く(小さな波のイメージ)、電子レンジなどの家電製品の影響は受けませんが、障害物による影響を受けやすい。

 

2.4GHz・・周波数が低く(大きな波のイメージ)、障害物に強いですが、電子レンジなど家電製品の影響を受けやすい。

 

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無線LAN(Wi-Fi)の種類~ 「11b」「11g」「11a」「11n」「11ac」

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”5GHz”、”2.4GHz”という2つの無線(電波)を使っていますが、以下の種類があります。

 

①11b・・・最大速度は11Mbps(周波数帯域2.4GHz)

壁などの障害物に強いですが、家電製品を使っていると接続できなくなる場合があります。

 

②11g・・・最大速度は54Mbps(周波数帯域2.4GHz)

11bよりも高速です。ただし、11bと同様に、家電製品を使っていると接続できなくなる場合があります。

 

③11a・・・最大速度は54Mbps(周波数帯域5.2GHz)

電子レンジなどの家電製品の影響は受けませんが、障害物による影響を受けやすい欠点があります。

 

④11n・・・速度は300Mbps~450Mbps(周波数帯域2.4GH、5.2GHzの両方を使用)

障害物があっても高い安定性を持つなど多くの利点があります。5.2GHz帯を使用すれば、電子レンジなどによる干渉もありません。

 

⑤11ac・・・速度は433Mbps~約7Gbpsの高速データ通信(周波数帯域5GHz)

アンテナを複数使用して通信帯域を拡張するMIMO(Multiple Input Multiple Output)を駆使し、高速データ通信を可能にしています。

 

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公衆Wi-Fi(無料Wi-Fi、Wi-Fiスポット)

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公衆Wi-Fiは、無料Wi-Fi、Wi-Fiスポット、ホットスポットとも呼ばれ、無線LANを使用し、ごく限られたエリアでインターネットへの接続ができるサービスです。

 

最近では、カフェやファーストフード店、空港や駅など、無料でWi-Fiを利用できるスポットが増えてきて、外出先で、これらのWi-Fiスポットを利用することで、パソコン・スマホを手軽にインターネットに接続できます。

 

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公衆Wi-Fiでは、パスワードを入力しないもの(暗号化されていないもの)が多く、安全対策が不完全なものや、情報を盗むことを目的とした人も接続している可能性があります。

 

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公衆Wi-Fiでは、情報を盗まれる可能性があるので、メール、SNS、オンライショッピング、オンラインバンキングなどのサービスは利用しないほうが無難です。

 

もし、公衆Wi-Fiのような安全性が不明な場所でインターネットを使う場合は、サイトのURLが ”https://”となっていることを確認してください。

 

  公衆Wi-Fiでは URLが ”https://”となっていることを確認

  URLが ”https://” (httpに”s”が付く)になっているときは通信が暗号化され安心

 

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[補足] 無線LANルーターとSSID

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通常、無線LANルーターには複数のSSIDを持っており、複数のWi-Fiが利用可能です。

 

なお、無線LANルーターが持っているSSID(+パスワード)は、通常、機器本体の底面・背面に貼られたラベルに記載されています。

 

以前、私が使っている、無線LANルーターには、次のようなSSIDを持っていました。

 

 (1) SSID1・・・無線周波数=2.4GHz、ネットワーク認証方式=WPA2、接続機器=スマホ、パソコン

 (2) SSID2・・・無線周波数=2.4GHz、ネットワーク認証方式=WEP、 接続機器=ゲーム機

 (3) SSID3・・・無線周波数= 5GHz、ネットワーク認証方式=WPA2、 接続機器=スマホ、パソコン

 

簡単に言うと、無線として、SSID1、SSID2、SSID3の3種類が使えることになります。

 

なお、SSID1、SSID3は認証方式(暗号化)がWPA2と安全性が高く、スマホやパソコン接続に適しています。

 

SSID2は認証方式がWEPで安全性が低いため、ゲーム機接続に適しています。

 

また、SSID1、SSID3では、無線周波数がそれぞれ2.4GHz、5GHzなので、以下の利用に適しています。

 

  SSID1(2.4GHz)

    ・・・壁などの障害物に強いため、違う部屋で利用する場合

  SSID3( 5GHz)

    ・・・電子レンジなどの影響を受けにくい為、それらの機器と同じ場所で利用する場合

 

 

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