悪意のあるソフトウェアを全て含めて、マルウェアと言います。ウイルス、ワーム、トロイの木馬など、被害を与える悪質なソフト全般を指します。
malware【マルウエア】=malicious【悪意がある】+software【ソフトウェア】
[マルウェアの侵入パターン~ウイルスなどの危険なソフト感染ルート]
①メールの添付ファイルからウイルス侵入
メール添付のファイルを開くことで、ウイルスなどに感染。
②メールやSNSなどのURLをクリックすることでウイルスに感染
危険なサイトに誘導され、ウイルスに感染
③セキュリティ対策が未実施のパソコンからウイルスが侵入、ネットワークを通じて拡散
セキュリティ対策を行っていないパソコンをネットワークに接続するだけで、ネットワーク(LAN経由)で、あっという間にパソコンからパソコンへと感染が拡大。
④不正なサイトを見ただけでウイルス侵入(正規のサイトでも)
悪意を持って作られたサイトにアクセスすることで、マルウェアが自動的にダウンロードされることがあります。通常見ている正規のサイトでも、改ざん(サイトを不正修正)されて、ウイルスが埋め込まれるに場合があるので、注意が必要です。
というか、サイトを見るためにはセキュリティソフトが必須と言うことになります。
⑤ソフトウェアの欠陥(脆弱性)を介してウイルス侵入
ソフトウェアの欠陥により、マルウェアが侵入することがあります。ソフトウェアを最新版に更新することで解消されます。
⑥外部メディアを介してウイルス侵入
DVD、USBメモリなどにウイルスなどが混入しており、読み込むことで感染することがあります。
⑦本人が危険なソフトと気づかずにインストール
便利だからといって、安易にソフトをダウンロードしてインストールすると、ウイルスに感染する場合があります。特に、スマホの場合は、メーカーや携帯電話会社が用意する正規のアプリ・ストア以外からのインストールは危険です。
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マルウェア対策
~ウイルスなどの危険ソフト対策の基本
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1. セキュリティソフトを利用しましょう。
セキュリティソフトを活用し、危険を未然に防ぎことは基本中の基本です。また、セキュリティソフトが持っている“ウイルス定義ファイル(ウイルスパターンファイル)”を常に最新版に更新することも忘れないことが大事です。
参考:
【セキュリティソフト】とは インターネットからの攻撃を守る”ガードマン”
https://netyougo.hatenablog.com/entry/2018/05/15/142054
【セキュリティソフト】の選び方とお勧めのソフト
https://netyougo.hatenablog.com/entry/2018/05/15/144322
2. 基本ソフトOS、アプリを最新版にしましょう。
パソコン・スマホのソフトやアプリの“不具合(脆弱性:ぜいじゃくせい)”は、ウイルスなどの危険なソフトが常にねらっています。よく使われるソフトほど、攻撃の対象になります。
セキュリティソフトでは防げない攻撃もありますので、基本ソフトOS、アプリを常に最新版に更新しましょう。
参考:
【ソフトウェア更新】とはソフトウェアの 弱点(不具合)を無くすこと
https://netyougo.hatenablog.com/entry/2018/05/15/183501
3. データをバックアップする
ウイルスによる被害、機器トラブル、盗難、紛失、自然災害で大事なデータが使えなくなったら、泣くに泣けません。貴重なデータは定期的にバックアップすることが大事です。
バックアップする方法はいくつかありますが、USBメモリ、ポータブルHDDなどを活用に加え、インターネットにデータを保存する“オンライン・ストレージ”を使うことも効果的です。
参考:
【バックアップ】とは、大事なデータを守る 「最強の安全対策」
https://netyougo.hatenablog.com/entry/2018/05/15/183602
【バックアップ】に有効な「オンライン・ストレージ」
https://netyougo.hatenablog.com/entry/2018/05/15/183834