Webサイトの情報漏えい対策 ~私が実施した「Webメールのエイリアス(別名)」活用

私が利用していた某観光協会で「情報漏えいに関するお詫び」のメールが来た。サイトを利用していた人の住所、氏名、電話番号、メールアドレスが漏えい。

 

でも、私は、安全が不安なサービスには、Webメールのメインアドレスではなく、エイリアス(別名)という別なメールアドレスを使っていたので、ひとまず安心。

 

今回は、このWebメールのエイリアスについて紹介します。Webメールには、メインのメールアドレスにも複数のメールアドレスを設定可能。それがエイリアスで、使い捨てのメールアドレスに使えます。

 

なお、使い捨てのメールアドレスのサービスはありますが、管理が大変。Webメールのエイリアスだと、メインのメールアドレスと同じ受信箱に入るので、管理も容易だし、もし情報漏えいしたら、使っていたエイリアスを削除すれば良いです。

 

Webメールのエイリアス Yahoo!メールとoutlook.comが便利!!

 

どんなWebサービスでも必要なのはメールアドレス。このメールアドレスが漏えいするとやっかいなのが”迷惑メール”の餌食になること。

 

漏えいしたメールアドレスは、ネットで売買され、メールを使った、個人情報を狙うフッシング詐欺やウイルス感染に利用され、本当にやっかい!

 

そのため、普段使っているメールアドレスを、セキュリティが弱い(と感じられる)サイトで利用すると、とても危険で、ぜひ、Webメールのエイリアスを活用してみて下さい。

 

今回、私は、このエイリアス(別名)のメールアドレスを使っていたので、情報漏えいしても影響は最小限で済みました。

 

■Webメールのエイリアス(別名)とは

実は、Webメールは、Webメール登録時のメインのメールアドレス以外に、エイリアス(別名)という複数のメールアドレスを持つことが可能。

便利なのは、Yahoo!メールとoutlook.com。Yahoo!メールの場合はセーフティーアドレスと呼ばれています。

 

(注)エイリアス 【 alias 】は、”別名”、”通称”などの意味を持つ英単語。

 

■Webメールのメインのメールアドレス以外のエイリアス(別名)活用

メインのメールアドレスは安心できる安全なWebサービスのみに使い、

エイリアスのメールアドレスは、それ以外のWebサービスに使う

ように使い分けができます。

 

エイリアスのメールアドレスは自由に設定でき、Yahoo!メールの場合は、最大10個まで持つことが可能です。outlook.comも、最大10 個持つことが可能です。

エイリアスを使えば、Webメールの一つのアカウントで、複数のアドレスを持つことができるので、使い分けて活用し、迷惑メールの対策などが可能になります。

 

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Yahoo!メールの場合(セーフティーアドレス)

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作成できる新しいエイリアス(セーフティーアドレス)は、無料使用の場合、同時に最大10個、Yahoo! BB会員、セキュリティーパック購入者の場合は最大30個まで設定できます。なお、最大個数を超えなければ、追加や削除の回数は無制限です。

 

詳しくは下記を参照下さい。

 セーフティーアドレスの作成・削除

 https://support.yahoo-net.jp/PccMail/s/article/H000007363

 

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Outlook.comの場合(メールエイリアス)

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作成できる新しいエイリアスは、1年間に10個まで、全体で最大10 個です。1つのエイリアスを削除すると、全体数からは差し引かれますが、年間の制限数からは差し引かれないので、1年間に10回削除すると利用できなくなります。

 

outlook.comの場合、メインのアドレスとは全く違うメールアドレスを、エイリアスに設定できるので、とても便利です。

 

詳しくは下記を参照下さい。

 Outlook.com でメール エイリアスを追加または削除する 

 https://tinyurl.com/yhqvy9wm

 

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Gmailの場合 *あまりお勧めしません!

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Gmailで取得したメールアドレスが username@gmail.com だった場合、username の後に「+」を付けた上で任意の文字列を追加して使用することができます。

 

「+」の後は任意の文字列をつけることができますので、事実上無制限に別のアドレスを作成できることになります。しかし、Gmailの場合、メールエイリアスのアドレスから、メインのメールアドレスが容易にわかるので、あまりお勧めはしません。