【インターネットの歴史】とは、起源は1960年代→ユビキタス→クラウド→IoTと普及

インターネットの起源は1960年代にまでさかのぼります。当時、米国国防総省は、核による攻撃にも耐えうるコンピュータネットワークを必要としており、パケット交換ネットワークであるARPANET(アーパネット)の開発に着手しました。

 

1969年には接続実験が開始され、最初の広域パケット交換ネットワークであるARPANETが誕生しました。これが、今のインターネットの起源です。

 

大きな特長は「分散型ネットワーク」「パケット通信」の2つ。これは、今のインターネットのコンピュータ技術の基礎になっています。

 

その後、インターネットは主として学術研究用のネットワークとして米国中心に発展し、ネットワークの通信規約(プロトコル)のTCP/IPもその中で開発されています。

 

80年代後半になって、インターネットの運用は全米科学財団(NSF)に移管され、NSFNETがバックボーンとなりました。90年代になると、利用目的を限定しない商用インターネットが登場しました。

 

日本でも80年代後半、学術研究用のネットワークとしてインターネットの構築が始まり、慶応大を中心として構築された「WIDE」、学術情報センターを中心とした「SINET」がその代表です。

 

商用インターネットのサービスは93年から始まり、パソコン通信サービスの「NIFTY-Serve」や「PC-VAN」との間で電子メールの送受信が可能になりました。

 

インターネットが普及した大きな理由は、1991年にティム・バーナーズ・リーによって開発された、ホームページの仕組み、WWW(World Wide Web、略してWeb)でした。

 

このWWWは、多くのコンピュータにある様々な文書・画像などをリンクという概念で結びつけるホームページサービスで、これが、インターネットの爆発的な成長の一つのきっかけとなりました。

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なお、Yahoo! JAPANが、インターネットの歴史を巻物風にして公開したものがあります、インターネットの歴史を見る上で、とても貴重な資料です。

 

 インターネットの歴史 History of the Internet - Yahoo! JAPAN

 https://about.yahoo.co.jp/20years/

 

これによると、米「Amazon.com」がサービス開始は1995年、Yahoo! JAPANがサービス開始は1996年、Google検索が登場したのは1997年、「Amazon.co.jp」日本語サイトを開設したのは2000年になっています。

 

また、TCP/IPのプロトコルの根幹、IPアドレスやドメイン名の管理に携わってきた、一般社団法人日本ネットワークインフォメーションセンター(JPNIC)が以下で、「インターネット歴史年表」を公開しています。とても分かりやすい内容になっています。

 

 インターネット歴史年表 – JPNIC

 https://www.nic.ad.jp/timeline/

 

 

■ユビキタス(ubiquitous)

 

インターネットが使われ始めた頃、よく出てきた用語が「ユビキタス」です。

 

「ユビキタス」とは、ラテン語で、「いつでも」「どこでも」、あるいは「いたるところに存在する」という意味です。コンピュータがあらゆるものに組込まれ、全てのコンピュータがつながっていることを言います。

 

なお、ユビキタスを使った言葉には下記の2つの意味がありました。

(1) あらゆるものにコンピュータが存在 →ユビキタスコンピューティング

(2) あらゆるものがネットワークと接続 →ユビキタスネットワーク

 

ユビキタスコンピューティングの概念は、ずいぶん前の1980年代後半に米ゼロックス社のマーク・ワイザー氏によって提唱されています。

 

最近は、コンピュータが家電まで含め、あらゆるものに入ってきました。これからは、あらゆるものにコンピュータが埋め込まれ、それらがネットワークで接続されることで、「いつでも どこでも だれでも」利用できる、1980年代後半に提唱された「ユビキタス社会」が形成されつつあります。

 

■クラウド(cloud)

 

2006年頃から言われるようになった“クラウド(cloud)”は「雲」のことで、この「雲」はインターネットを意味しています。

 

インターネットの技術が高度化し、様々な場面で活用されるようになり、従来、パソコンで実施していたメール、データ保管、画像編集などのソフト機能が、インターネットで実現されるようになってきました。

 

”クラウド”を整理すると、次のように考えたらよいですね。

 

①クラウド(cloud)は「雲」のこと、「雲」はインターネットの意味

②インターネットでソフト機能を提供し、データもインターネット上に保管

③クラウドサービスはパソコン、スマートフォンなどの様々な媒体で利用可能

 

実は、「クラウドコンピューティング」という言葉が、2006年8月、当時グーグルCEOのエリック・シュミット氏が、米・カリフォルニアで開かれた「サーチエンジン戦略会議」の中で、

 

『ブラウザの種類も、アクセス手段も、パソコンかマックか、携帯電話かも無関係です。“雲(クラウド)”のような、巨大なインターネットにアクセスすれば、その利益、恵みの雨を受けられる時代になっています』

 

という発言を受けて生まれたと言われています。

 

■IoT(Internet of Things)

 

最近話題になっている「IoT」、「Internet of Things」の頭文字を取った単語で、簡単に説明すると、「IoT」は「身の周りのあらゆるモノがインターネットにつながる」仕組みのことで、まさに「ユビキタス」です。

 

実は、IoTは、機械同士がネットワークでつながるM2M(Machin to Machine)の考え方から来ており、あらゆるものがインターネットにつながり、人を介さず「もの同士が連携する」ことも想定されています。

 

便利なIoTですが、様々なものがインターネットに接続するということは、それだけ、家電などの身近な電気製品がインターネットから攻撃される危険があるということにもなるので、注意が必要です。