「インターネット」と同じ意味に使われる「ネット」、「オンライン」、「クラウド」

IT用語、特に、インターネット関係の用語は、統一されていないので、IT関係に詳しく無い人は混乱すると思います。

 

なお、インターネットと同じ意味で使われる言葉に以下があります。これを知っておくと多少混乱が少なくなるかもしれません。

 

 ①ネット

 ②オンライン   (本来は端末がコンピューターとつながっているという意味)

 ③クラウド    (インターネットがまるで雲の中という意味)

 

③の「クラウド」という言葉、インターネットと同じ意味ですが、よく使われる言葉です。クラウドは、次のように考えたらよいです。

 ①クラウド(cloud)は「雲」のこと、「雲」はインターネットの意味

 ②インターネットでソフト機能を提供し、データもインターネット上に保管

 ③インターネット上のデータは、パソコン、スマートフォンなどで利用可能

 

「クラウド」、大事な用語なので、詳しくは、以下を参照下さい。

 

 【クラウド】とは、「インターネット」を表す言葉

 https://netyougo.hatenablog.com/entry/2017/11/24/114449

 

インターネットで銀行の口座を扱う、「インターネットバンキング」も、「オンラインバンキング」、「ネットバンキング」とも言われます。統一して欲しいですね。

 

なお、ネット銀行とインターネットバンキングは別物です。ネット銀行は無店舗型のネット専業銀行ですが、インターネットバンキングは従来の大手銀行や地方銀行が提供するインターネット取引サービスの総称のことです。

 

インターネットで品物を購入する「オンラインショッピング」も「ネットショッピング」とも言われていますね。

 

インターネット上にデータを保管する「オンラインストレージ」も、「クラウドストレージ」と言われることもあります。

 

なお、言葉の意味が全く違ってきたのが「オンライン」という言葉です。実は、「オンライン」は1960年代頃からの大型コンピュータを使ったシステムで使われていました。

 

この大型コンピュータを使ったシステムには多くの端末がつながっており、この端末で、コンピュータとやり取りして、様々なデータを見たり、データを入力していました。

 

この端末が大型コンピュータとつながっている状態が「オンライン」、つながっていない状態が「オフライン」でした。

 

ところが、インターネットが普及したきた今は、インターネットと接続していることも「オンライン」と呼ばれるようになっています。