ネット情報の見方とは? 何が正しいか見極めることが必要 二次情報が多いので注意!

インターネットの情報にダマされた経験ありませんか? 実は、地球は丸くなく平らだと信じている人もいるようで、このような常識を疑う情報もインターネットにはあります。

あふれるインターネット情報、本当に正しいのか疑うことが大事になりました。画像も動画も都合のよい内容に変更できる時代。うっかり信じたらダメですね。こんな時代だからこそ、新聞・TV・本などの活用も大事。

私がインターネットを始めた20年以上前は、個人が発する情報が少なく、日常では得られない貴重な情報が多かったです。

その後、ブログの普及で個人の情報発信が始まり、Facebook、TwtteerなどのSNS拡大で、個人がドッと情報発信するようになり、個人の思い込み、デマ、ウソが多くなった気がします。特に、病気、薬、健康などの命に関わる情報は、気をつけた方がいいです。

だから、インターネットは止めたほうがいい、などとヤボなことはいいません。インターネットには新聞、TVのマスメディア、専門家、正規の組織からの有益な情報も山ほどあります。活用しないと損です。

 

■4割がデマ情報に惑わされた経験

2021年の株式会社クロス・マーケティングの調査によると、4割がデマ情報に惑わされた経験があるそうです。

最近では、新型コロナワクチンは検証されないまま活用されたというデマが流れました。また、災害のデマ画像が流れたこともあります。画像も動画も簡単に修正して、ウソが作れる時代です。

 

■故意に、SNSなどでデマ情報を発信する国も

「新型ウイルスは中国、アメリカ、イギリスの生物兵器」というデマを流した国がありました。インターネットを通じて、自分たちに都合のいいデマ情報を流す組織まであります。

 

■ネットで拡がる「フェイクニュース」とは「ウソのニュース」

代表的な例は、2016年の米大統領選で流れたウソのニュースで、「ローマ法王がトランプ氏を支持」、「俳優デンゼル・ワシントンさんがドナルド・トランプ次期大統領を支持した」といった、”嘘のニュース”がFacebookで大きく拡散されました。

 

■私が実践しているネット情報の見方

まずは、情報を鵜呑みにしないことが大切ですね、そして常識で判断することも大切。

①情報の発信元を必ず確認し、信頼がおけるか判断する
②情報の根拠や参照はあるか確認する
③情報の日付を確認し、最新情報かどうか確認する
④一つの情報源だけで判断せず、複数の情報源から情報を入手し判断する
⑤重要な情報は、他のメディア(新聞・TVなど)の情報も参考にする

 

■”一次情報”と”二次情報”の違い

インターネットの情報を活用する上で、知っておきたいのが”一次情報”と”二次情報”の違い。
一次情報とは、自分が体験したり調査をして得た情報、また自分の専門分野の情報。二次元情報は一次情報を持つ第三者から得た情報で、他からの情報をもとに作られた情報です。
実は、インターネットの情報は”二次情報”がほとんどです。だから、一部を抜粋し大事な所が無かったり、自分が都合のよいように解釈した情報もかなりあります。だから、その記事の元になった記事を必ず見ることが大事です。

 

■ネットには攻撃的な内容ほど多く投稿 攻撃的で極端な意見ほど拡散

 攻撃的で極端な意見ほど拡散されやすい―
 『正義を振りかざす「極端な人」の正体』本文公開|光文社新書
 https://shinsho.kobunsha.com/n/nd62da094c02d

この記事によると、SNSの投稿は以下のようになっているようです。

①攻撃的な投稿ほど多く投稿される
②攻撃的で極端な意見ほど拡散される
③フェイクニュースは真実より拡散される

 

補足:「だいじかな」チェック 「さぎしかな」チェック

以下のサイトにあった情報確認チェックリストです。なかなか良いですね。

 

JIMA : [特別寄稿] メディアリテラシーとは何か——その概念・事例・課題 https://jima.media/dif-of-media-literacy/

 

「だいじかな」チェック

だ(誰):この情報は誰が発信したか?
い(いつ):いつ発信されたのか?
じ(事実):事実の根拠や参照はあるか?
か(関係):自分とどのように関係するか?
な(なぜ):情報発信の目的は何か?

 

「さぎしかな」チェック
さ(作者)メッセージの作者は誰か?
ぎ(技術)どんな表現技術が使われているのか?
し(視聴者)他の視聴者はどんな解釈をしているだろうか?
か(価値観)どのような価値観が表現または排除されているか?
な(なぜ)なぜこのメッセージは送られたのか?