SNSの投稿、攻撃的な投稿ほど多く投稿、攻撃的で極端な意見ほど拡散される傾向があるようです。オンラインショッピングのレビューでも同じですね、良い悪いの極端な内容が多いです。
そのため、SNS含め、ネット情報はバランスが悪く、両極端な意見に分かれるようです。そして、その中で自分が気に入った記事を多く見ることで、自分の片寄った考えが強調される気がします。
実は、ネットには両極端の人の意見が多いという調査結果があります。その結果ネットでの評価は、必ずしも現実を反映していないということです(実際は中間層が多数)。
大規模調査でわかった、ネットに「極論」ばかり出回る本当の理由(山口 真一)
| 現代ビジネス | 講談社
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/58264?imp=0
この記事によると、憲法改正を訊ねると、
「賛成とも反対ともいえない」という中庸な人が最も多く、
35%(3人に1人程度)
にも関わらず、SNS上の書き込み回数で1位と2位を占めたのは、最も人数が少なかったはずの両極端な意見の持ち主、「非常に賛成」と「絶対に反対」と答えた人たちでした。 *詳細は後の方で
以前は、ネットの情報こそが最新で正確な情報を得られると思い込んでいましたが、今は、新聞を読むようになりました。新聞は、ネットからの情報だけでは得られない、バランスのとれた内容だと、最近は考えるようになりました。
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■ 攻撃的で極端な意見ほど拡散されやすい
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SNSの投稿について、参考になる記事があったので、紹介します。
攻撃的で極端な意見ほど拡散されやすい―
『正義を振りかざす「極端な人」の正体』本文公開|光文社新書
https://shinsho.kobunsha.com/n/nd62da094c02d
この記事によると、SNSの投稿は以下のようになっているようです。
①攻撃的な投稿ほど多く投稿される
②攻撃的で極端な意見ほど拡散される
③フェイクニュースは真実より拡散される
我々がネットを見ていて「攻撃的な人が多いな」と思う背景には、「攻撃的な投稿ほど多く投稿される」「さらに拡散もされやすい」という、SNSの特徴があったんですね。
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■ 大規模な調査の結果
■ 極端な意見の人が大量に発信
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以下の記事でも、「極端な意見の人が大量に発信している」と説明しています。
大規模調査でわかった、ネットに「極論」ばかり出回る本当の理由(山口 真一)
| 現代ビジネス | 講談社
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/58264?imp=0
2018年4月、オンラインアンケート調査を実施。20代~60代の男女約3,000名を対象に、憲法改正に対する「意見」と、「その話題についてSNSに書き込んだ回数」を聞き、分析した結果。
憲法改正に対する意見を、「非常に賛成である」~「絶対に反対である」の7段階で回答してもらった結果
「賛成とも反対ともいえない」という中庸な人が最も多く、
35%(3人に1人程度)となっている。
この約3,000名に「憲法改正についてネット上に書き込みを行った回数」を訊ねると、全く異なる傾向。
最も人数が少なかったはずの両極端な意見の持ち主、すなわち「非常に賛成」と「絶対に反対」と答えた人たちが、SNS上の書き込み回数で1位と2位を占めた。
1人当たりの書き込み回数にすると、「非常に賛成である」と答えた人は、「賛成とも反対ともいえない」と答えた人の、実に8倍も書き込んでいたそうです。
なお、上記の記事では、以下の内容で締めくくられています。見事な推察です。
『情報の偏りは、何もネットに限らない。マスメディアの言説をはじめ、すべての情報は偏っているといっても過言ではない。その偏りを認知し、常に別の意見に目を向けたり、情報のソースを確認したりすることを欠かさないようにする。そのうえで、いくら強い思いを持っていても、ほかの意見に聞く耳を持たないのではなく、他者を尊重し、フラットに耳を貸す――。
このような、ひとりひとりの地道なリテラシー向上こそが、情報社会の発展に最も寄与するのではないだろうか。』
(注)上記の記事から引用。強調や下線は私が記載。