見破られにくいパスワードの作り方に「パスフレーズ」というのがあり、文章(複数の単語)を使ってパスワードを作ります。
「パスフレーズ」は、自分が覚えやすい文章をアルファベットにして、パスワードを作るため、覚えやすく、見破られにくいパスワードになります。
(注)パスワードに加えてセキュリティコードの入力が必要になる「2段階認証」を使うと、更に安全性が高まります。
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パスフレーズとは
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本人確認を行うために設定された文字列を「パスワード」と呼びますが、「パスフレーズ」とは、一般的なパスワードよりも文字数を多くし、幾つかの単語を組み合わせて作成します。
例えば、”My nickname is Taro”という文から作った文字列「MyNicknameisTaro」をパスワードに使うものが「パスフレーズ」です。
幾つかの単語を組み合わせて作成する場合が多いため、フレーズという言葉が使われています。
ただし、”I love you very much”から作成した「ILoveYouVeryMuch」のように一般的な文章から作ったパスフレーズは危険です。また、単純に単語を並べたものも、当然、すぐに見破られますので、注意ください。
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パスフレーズの作り方
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通常の英文から作るのではなく、日本語の文をアルファベットに変換してパスフレーズを作ると良いですね。
例えば、次の①~③の手順で作った「WatashinoAdanahaTaroudesu」(25文字)をパスフレーズにすると、覚えやすく複雑なものになります。
①日本文を考える・・・「私のあだ名は太郎です」
②日本文をアルファベットにする・・・「watashino adanaha taroudesu」
③スペースを省き、単語の先頭の文字を大文字に・・・「WatashinoAdanahaTaroudesu」
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パスフレーズを利用する際の基本ルール
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1.パスフレーズに一般的なものは選ばない。
例えば、「thank you very much」から作った「thankyouverymuch」など。
2.単純に単語を並べたものをパスフレーズにしない。
一般的な言葉を並べたものはダメ。例えば、地名、花の名前とかを並べ「TokyoSakura」など。
3.同じパスフレーズを複数のサービスで使わない。
4.パスフレーズをメールに書いたり他の人と共有したりしない。
5.公共施設や宿泊先にあるパソコンや無線LAN(Wi-Fi)を使ってむやみにパスフレーズを入力しない。