情報漏洩を防ぐ:Officeデータの暗号化とパスワードの重要性

(注)2024.7.1追記 Office2013の例で説明していますが、それ以降のOfficeバージョンでも同じ方法で利用できると思います。

 

仕事でも家でもOfficeでデータを作成することが多いですね。こんなときに有効なのが ”Officeデータのパスワードによる暗号化” です。

 

Officeのパスワード機能には”データの暗号化”も含まれているので安全です。Officeデータが流出したら問題になるような場合は、ぜひ、パスワードをかけ暗号化して下さい。

 

なお、Office2007以降のバージョンでは、以前より解読されにくい「AES」という、アメリカ政府が採用した強固な暗号化方式が採用されています。

 

(注)Office2007以前のOffice 97–2003で使われた暗号化方式は、「RC4」という安全性が低い暗号化方式。

 

なお、せっかくパスワードをつけて暗号化しても、簡単なパスワードでは見破られるので、パスワードはよく考えることが大事です。以下のようなパスワードにして下さい。

 

 「英字の小文字・大文字、数字を混合させ、12桁以上のパスワードを使う」

   *英字は、小文字だけでなく、小文字・大文字の両方を使うと効果的

 

また、パスワードをつけたデータをメールでやり取りする場合、データ送付とは別なメールでパスワードを送付すると、万が一、メールが誤送信された場合でも安心です。

 

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Office2013以降でのパスワードによる暗号化方法

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①[ファイル] タブの [情報] をクリックし、[ブックの保護] の一覧で [パスワードを変更して暗号化] をクリックします。

②[パスワード] ボックスに設定するパスワードを入力して、[OK] をクリックします。

③[パスワードの再入力] ボックスに再度パスワードを入力して、[OK] をクリックします。

 

以上で、ファイルが暗号化され、読み取りパスワードが設定されます。

なお、パスワードを設定したファイルを開くと [パスワード] ボックスが表示されます。パスワードを入力し、[OK] をクリックするとファイルが開きます。

 

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(注)ファイルの保存時にパスワードを設定することも可能です

 

[ファイル] タブの[名前を付けて保存]で、 [ツール] をクリックし、[全般オプション] の [読み取りパスワード] ボックスにパスワードを設定しても同じように暗号化できます。

 

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Office2013以降でのパスワードの解除方法

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方法その1:

 

①[ファイル] タブの [情報] をクリックし、[ブックの保護] の一覧で [パスワードを変更して暗号化] をクリックします。

②[パスワード] ボックスのパスワードをクリア(削除)して、[OK] をクリック。

 

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方法その2:

[ファイル] タブの[名前を付けて保存] で、 [ツール] をクリックし、[全般オプション] ダイアログ ボックスの [読み取りパスワード] ボックスのパスワードをクリア(削除)して、[OK] をクリック。

 

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Officeでのパスワード活用のポイント

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①見破られにくいパスワードを使う

パスワードを作るときに、辞書に載っている単語などを使うと、すぐに見破られてしまうので危険です。なお、パスワードは以下の方法で作ることが大事です。

 

②英字の小文字・大文字、数字を混合させ、12桁以上のパスワードを使う

   *英字は、小文字だけでなく、小文字・大文字の両方を使うと効果的

 

③パスワードを忘れないように注意する

設定したパスワードを忘れてしまうとファイルを開くことができなくなりますので、パスワードはしっかり管理してください。