【インターネット】とは、世界中のコンピュータが結ばれているもの

世界中のコンピュータが結ばれているのがインターネットです。世界中の企業・各機関・官公庁などのコンピュータが結ばれています。

 

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(注)逆に言うと、インターネットにつながっているパソコンやカメラなどは、世界中から見られていることになります。そのため、ウイルス感染、個人情報流出などの危険に会う可能性があります。

 

なお、インターネットの起源は1960年代にまでさかのぼります。当時、米国国防総省は、核攻撃に耐えるコンピュータネットワークを必要とし開発に着手。1969年に最初の広域パケット交換ネットワークであるARPANETが誕生、

その後、インターネットは主として学術研究用のネットワークとして米国中心に発展し、ネットワークの通信規約(プロトコル)のTCP/IPもその中で開発。

80年代後半になって、インターネットの運用は全米科学財団(NSF)に移管され、90年代になると、利用目的を限定しない商用インターネットが登場しました。そこから世界中にネットワークが広がり、今のインターネットになっています。詳しくは以下を参照下さい。

 

 【インターネットの歴史】とは、起源は1960年代→ユビキタス→クラウド→IoTと普及  https://netyougo.hatenablog.com/entry/2018/01/29/175522

 

インターネットにつながっているコンピュータには、それぞれ”IPアドレス”がつけられています。まあ、コンピュータの名前みたいなものですね。IPアドレスをもとに、該当のコンピュータを探しにいきます。

 

インターネットにつながるためには、コンピュータに、このIPアドレスを持つことが必要になります。

(注)IPアドレスにはインターネットにつながる”グローバルIPアドレス”と、家庭や職場内の狭い範囲で、無線LANルーターなどでつながる”ローカルIPアドレス”があります。

 

インターネット接続業者のコンピュータは、インターネットにつながる”IPアドレス”を持っています。そのため、各個人が持っているパソコンやスマホでインターネットをするには、プロバイダーという、インターネット接続業者を利用しなければなりません。

 

パソコンやスマホで、インターネットを利用する際は、プロバイダーにあるコンピュータが世界中のコンピュータとデータのやり取り(通信)をしてくれます。

 

 【プロバイダー】とは、インターネット接続を提供する事業者

 https://netyougo.hatenablog.com/entry/2018/01/05/095230

 

通常、インターネットというと、まずはホームページの事が浮かびますが、これはインターネットを利用したサービスの一つで、WWW(World Wide Web、ワールドワイドウェブ)というサービスです。

 

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世界中の人達と電子メールが出来るのも、インターネットで世界中のコンピュータがつながれているからです。

 

利用する立場から見ると、たくさんのコンピュータが、様々なサービスを提供しているのがインターネットになります。

 

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インターネットの起源は、実に1960年代にまでさかのぼります。米国国防総省が、核による攻撃にも耐えうるコンピュータネットワークを研究したことが、今のインターネットの基礎になっています。

 

インターネットには大きく分けて以下のサービスがあります。

 

(1) WWW(World Wide Web、ワールドワイドウェブ)

ホームページサービスのことで、一つのホームページから別のホームページへと、次々に他の情報が見られるように、情報にリンクが張られており、世界中の情報を蜘蛛の巣(Web)のようにつなぐサービスです。

 

(2) 電子メール

これは、電子の手紙のことです。通常、メールやEメールと略した言い方をします。なお、インターネットを利用することで、世界中の人達と電子の手紙のやりとりができます。

 

(3) FTP(File Transfer Protocol, エフティーピー)

これはデータ転送のためのサービスです。ホームページを作成したら、このサービスを利用して、ホームページデータを、自分のパソコンからインターネット用のコンピュータに転送したり(アップロード)、インターネットから自分のパソコンにプログラムを持ってくる(ダウンロード)ときにこのサービスを利用します。

 

《補足》様々なサービスを提供するコンピュータ(サーバー)とは

 

インターネットで、いろいろなサービスを提供しているのが”サーバ”というコンピュータ機器です。少し正確ではありませんが、コンピュータ機器は大きく以下に分かれます。

 

 サーバ   : 様々なサービスを提供するコンピュータ
 クライアント: サービスを受けるコンピュータ(パソコン、スマホなど)

 

WWWサーバ(Webサーバ): ホームページサービスを提供するコンピュータ

メールサーバ     :電子メールのサービスを提供するコンピュータ

FTPサーバ       :ソフトやデータのファイル送受信のサービスを提供するコンピュータ


(注)正確にはサーバは、サービス機能を提供するソフトですが、ややこしいので、このサービス機能を持つコンピューターという意味で、サービスを提供するコンピューターをサーバと呼ぶことにします。

 

なお、インターネットには便利な反面、危険な面もあり、この両面を理解しながら活用することが大事です。

 

■インターネット情報公開の怖さ

インターネットを象徴する事件が以前起きました。それは、大学の研究室の個人ページに自分の個人情報を掲載していた女子大生に、ホームページをみた米国人の男子学生が、恋心を抱き、米・シアトル市から新潟市までやってきて、この女子学生が所属する研究室に短刀を持って、立てこもった事件がありました。

 

なお、この女子大生は、大学の個人のホームページに、自己紹介や学生生活の写真、日記、メールアドレスを掲載していたとのことです。この事件は、インターネットの怖さを象徴する事件であり、安易に個人情報を掲載すると、予想もしない大変な問題が発生するという一例です。

 

インターネットに公開したホームページ、ブログ、SNSなどの情報は、全世界に張り巡らされたネットワークにより、誰でもいつでも見ることができ、いろんな考え・価値観・能力を持った世界中の人が見ると言うことを忘れてはいけません。