2021.11.28改訂
スマートフォンは携帯の高機能版ではなく、「(電話機能がついた)携帯パソコン」です。その為、スマートフォンを小さなパソコンと考え、パソコンと同様に管理し安全対策をすることが大事です。
スマートフォンの中には、パソコンと同じようにメールや個人情報が満載です。もしも、紛失したら・・・と考えると、怖いですね。
《スマホの安全対策のポイント》
対策1:(他人が勝手に操作しないように)画面ロックする
対策2: セキュリティ対策アプリ(ソフト)をインストールする
対策3: Android、iOSなどの基本ソフト及びアプリを最新版にする
対策4: 信頼できる場所からアプリをインストールする
対策5: 必要なとき以外は位置情報サービスを利用しない設定にする
対策6: スマートフォンの紛失・盗難時の対策を考えておく
実際にモバイル端末を狙う攻撃手法として、
・人気アプリを偽装し利用者の興味を引き不正/迷惑アプリを入手させる手法、
・不正サイトへ誘導し不正/迷惑アプリを拡散したり個人情報を詐取したりする手法
が拡大しています。
下記では、スマートフォンがどのように危険なのか、またその対策はどうしたら良いか、動画で教えてくれます。
(1) IPA(独立行政法人情報処理推進機構)「スマートフォンの安全対策」が動画で紹介
大丈夫?あなたのスマートフォン-安心・安全のためのセキュリティ-
http://www.youtube.com/watch?v=AhiUC7X3VSg
概要:スマートフォンが急速に普及し利用者が増加する中、利用時の不安要素として、「スマートフォン本体の紛失、盗難」、「ウイルス感染による不正利用」、「データ盗難・漏洩」等があげられています。
(2) 政府インターネットテレビ「スマートフォンを安心して利用するための注意点」が動画で紹介
スマートフォンを安心して使うために!~守ろう 情報セキュリティ3か条
http://nettv.gov-online.go.jp/prg/prg6690.html
概要:スマートフォンは、不用意にアプリケーションをインストールすると、パソコンと同じようにウイルスに感染しり、スマートフォンに入っている大切な個人情報が外部に漏れてしまう危険性を持っています。
(3) 政府インターネットテレビ「悪質な手口、情報セキュリティの対策」が動画で紹介
徳光&木佐の知りたいニッポン!~ネット利用者必見!情報セキュリティ
http://nettv.gov-online.go.jp/prg/prg5798.html
概要:スマートフォンは、インターネットにつながり、私たちの生活には欠かせません。しかし、それに伴い、急速に進化しているのが、個人情報や重要な機密を狙った悪質な犯罪、サイバー攻撃です。
■■□―――――――――――――――――――□■■
スマートフォンの安全対策
■■□―――――――――――――――――――□■■
対策1:(他人が勝手に操作しないように)画面ロックする
対策2: セキュリティ対策アプリ(ソフト)をインストールする
対策3: Android、iOSなどの基本ソフト及びアプリを最新版にする
対策4: 信頼できる場所からアプリをインストールする
対策5: 必要なとき以外は位置情報サービスを利用しない設定にする
対策6: スマートフォンの紛失・盗難時の対策を考えておく
■対策1:(他人が勝手に操作しないように)画面ロックする
紛失・盗難時の対応に、暗証番号でスマートフォンの画面ロック設定をして置く必要があります。そうしないと、アドレス帳やメール、スケジュール、写真などの個人情報が盗まれてしまう危険があります。現在、以下の方法があります。
①PIN/パスワード
スマホをオン/オフする度に入力を要求されるコードです。パスワードの安全性を高めるためには、英数字や記号を組み合わせ、8桁以上のコードに設定すべきです。
②指紋認証
指紋による生体認証が有効活用されはじめています。また最新のスマホに搭載されている画面内認証など、その種類も豊富です。
③顔認証
フロントカメラが顔を読み込み、次に顔認識アルゴリズムに基づいて認証を行います。顔認証はスマホ所有者の顔写真を使って不正に突破することも可能と言われています。
④パターンロック
ロック解除の際に、登録した特定のパターンを要求する方法です。そのセキュリティ強度はせいぜい「中レベル」です。実際に、パターンを指でなぞったところを第三者が一度だけ盗み見した後、再現できる確率は64.2%という研究結果も出ています。
■対策2: セキュリティソフトをインストールする
スマートフォンを狙うウイルスが増えています、パソコンと同じようにウイルス対策専用のアプリを利用することが大事です。
スマートフォンの機能や仕組みはパソコンと似ているため、パソコンと同様にウイルスに感染する可能性があります。スマートフォンを小さなパソコンと考え、パソコンと同様に管理することが大事ですね。
危険なアプリで個人情報が盗まれたりするので、セキュリティ対策を施さなければ、自分だけでなく周りの人にも迷惑をかけることにもつながりますので、対策しましょう。
なお、セキュティ対策アプリはいろいろありますが、以下のサイトを参照下さい。
Androidのセキュリティ対策 | スマホとタブレットを守る
http://securitysoft.asia/smartphone/android.php
iPhone/iPad/iPod(iOS)のセキュリティ
http://securitysoft.asia/smartphone/iphone.php
なお、セキュリティ対策アプリ(ソフト)は、PC、スマホ、タブレットに必要なソフトです。そのため、最近では、複数の端末をまとめて保護できるソフトも多いので、これらを使うことで、同じような操作で、ライセンス管理も容易になり、より効率よくソフトを使用することができます。
■対策3: Android、iOSなどの基本ソフト及びアプリを最新版にする
パソコンのWindowsと同じように、古いバージョンのままで使用し続けると、不正アクセスや情報が盗み出される危険性があります。
基本ソフトOS以外に、パソコンと同じように、ブラウザなどのアプリもバージョンアップが必要ですね。
■対策4: 信頼できる場所からアプリをインストールする
信頼できる場所とは、メーカーや携帯電話会社が用意する正規のアプリケーション・ストア(アプリ・ストア)です。もし、信頼できない場所からアプリをインストールした場合、ウイルスの被害に会ったり、個人情報を盗まれたり、不正なサイトに誘導されたり、ワンクリック詐欺にあう危険性があります。
■対策5: 必要なとき以外は位置情報サービスを利用しない設定にする
GPS機能などの位置情報サービスがありますが、写真撮影時にその機能を有効にしたままにしておくと、写真だけを公開しているつもりが、実は撮影場所まで公開していることになります。
私は、このGPS機能、最初は有効にしていましたが、自分の居場所が分かるというのは、どうも気持ちが悪いため、基本的にGPS機能はOFFにしています。
■対策6: スマートフォンの紛失・盗難時の対策を考えておく
インターネットサービスのID・パスワードが、スマホの中には、数多くあります。更に、パソコンにはなかった電話帳もあるので、パソコンより個人情報が多いです。
なお、パソコンと違い、スマホは外出時に必ず持ち歩きしますので、パソコンに比べ紛失・盗難の確率も、かなり高いので、紛失・盗難時のことを考えておくことが必要です。
スマホの紛失・盗難時にすべきことをまとめると、以下になりますね。
①「位置検索」で端末の現在地を探す
Android: 紛失した Android 搭載端末の位置の特定、ロック、データ消去を行う
https://support.google.com/accounts/answer/6160491?hl=ja
iPhone: iCloud: 「iPhoneを探す」でデバイスの位置情報を確認する
https://support.apple.com/kb/PH2698?locale=en_US&viewlocale=ja_JP
②キャリアに紛失を伝える
紛失を確認したら、契約しているキャリアにスマホを失くしたことを伝え、回線の悪用を防ぐ。
③おサイフケータイを解約する
悪用を防ぐためにはサービスの解約手続きを行う。
④オンラインサービスのパスワードを変更する
Gmailなどのクラウドサービスのパスワードをはじめ、Twitter、Facebookなど、利用しているSNSなどのパスワード変更手続きを行おう。
⑤警察に遺失届を出す
最寄りの交番や警察署に足を運び、遺失届を提出する。
⑥クレジットカード、銀行口座の不正使用がないか確認する
クレジットカードや銀行口座の利用状況の確認と、クレジット会社、金融機関に連絡することも必要。