過激なネット情報がストレスそしてトラウマに 刺激的情報は必要最小限に!

ショッキングなニュースが多いネットの情報、「惨事報道」を見過ぎると、心身に影響が出る可能性があるので、要注意です。

 

「惨事報道」を見過ぎると「トラウマティックストレス」になる可能性があります。

 

人が日常的には経験しない出来事は著しく悲惨で、恐れや無力感のような強烈な反応を呼び起こすからです。

 

ネット情報で「トラウマティックストレス」にならないために (参考情報から)

①惨事報道の刺激は必要最小限に
②同じ内容の惨事報道を繰り返し見ない 
③衝撃的な映像の視聴を避ける
④「ながら見」は控える 

 

【参考情報】「惨事報道の視聴とメンタルヘルス」の公開について

      日本トラウマティック・ストレス学会

      https://www.jstss.org/docs/2022030300033/

 

なお、これからのネット社会を過す上で、とても参考になる言葉があったので紹介します。

 

 新型コロナウイルスから考えるトラウマティックストレス | 2020年度「Breakout / Outbreak 

 http://www.lap.c.u-tokyo.ac.jp/ja/theme_lectures/breakout_outbreak/201007/

 

世界は⼼的外傷に満ちている。”⼼の傷を癒すということ”は、精神医学や⼼理学に任せてすむことではない。それは社会のあり⽅として、今を⽣きる私たち全員に問われていることなのである。」 (注)下線は私が記載

 

■ 惨事報道の視聴とメンタルヘルス

 

【参考情報】「惨事報道の視聴とメンタルヘルス」の公開について

    日本トラウマティック・ストレス学会

    https://www.jstss.org/docs/2022030300033/

 

この日本トラウマティック・ストレス学会の記事に、「惨事報道の視聴とメンタルヘルス」として以下があげられています。

 

惨事報道の視聴とメンタルヘルス(対象者 成人・子ども)

 

①惨事報道の刺激は必要最小限にしましょう

②同じ内容の惨事報道を繰り返し見ないようにしましょう 

③衝撃的な映像の視聴を避けましょう

④「ながら見」は控えましょう 

⑤トラウマの体験者や精神疾患を抱える人は、惨事報道によって不調になりやすいで

 

惨事報道の視聴とメンタルヘルス(対象者 子ども)

 

①子どもの年齢と発達を考えて、惨事報道との距離の取り方を決めましょう 

②子どもの惨事報道の視聴時間を親が制限しましょう

③子どもが、トラウマティックな内容に不用意に曝されないようにしましょう

 

■ トラウマティックストレス(心的外傷的出来事)とは

 

下記の情報をもとに紹介します。

 

【参考情報】

 職場における災害時のこころのケアマニュアル

 独立行政法人労働者健康安全機構

 https://www.johas.go.jp/Portals/0/data0/oshirase/pdf/H29kokoro_no_kea.pdf

 

「トラウマティックストレス」とは、心的外傷を負うような精神的衝撃を引き起こす出来事を指します。

トラウマティックな出来事とは、人が日常的には経験しない出来事であり、それらは著しく悲惨で、恐れや無力感のような強烈な反応を呼び起こします。

 

ネットには惨事報道など本当に様々な情報があり、「トラウマティックな出来事」にあふれています。

 

今で言えば、ウクライナ紛争、安倍元首相の殺害事件、各種災害、新型コロナの広がり、さらには、いろんな痛ましい事件など、身近では経験しない事件にあふれています。

 

更に、ネットでは、写真や動画での投稿も多く、精神的に不安的な状態だと、かなりストレスを与えると思います。

 

なお、上記の参考情報では「トラウマティックストレスに起因した心身の反応」として以下があげられています。一部抜粋します。

 

①感情・思考の変化
悲嘆、落ち込み(うつ)、感情が麻痺したようになり混乱することがあります。そして災害や事件を引き起こしたものに対しての怒り、いらいらが生じ、その災害や事件についての感情の波を抑えきれなくなります。

 

②身体の変化

不安、恐怖のために眠れなくなったり、頭痛、腹痛、咽の渇き、寒気、吐き気、湿疹、けいれん、嘔吐、めまい、胸の痛み、高血圧、動悸、筋肉の震え、歯ぎしり、視力の低下、発汗、息苦しさなどの症状が出現したりすることがあります。


③認知・感覚の変化
過度の緊張状態や過覚醒、決断力の低下、身構え、悪夢、災害や事件のことが頻繁に頭をよぎることも多くみられます。


④行動の変化
睡眠リズムの変化による睡眠障害、食欲不振や逆にたくさん食べ過ぎたり、薬やアルコールへの依存、なかなか行動がスムーズにできなくなります。

 

また、上記の参考情報では「回復のための心構え」として以下があげられています。一部抜粋します。

 

①心身の変化や動揺が起こるのは自然な反応。あなたが異常なのではなく、災害や事件そのものが異常な事態。このような異常な事態に対処しようとして、正常な反応として様々な心身の変化が現れます。


②投げやりになったり、やけをおこしたりして状況を悪化させないようにしてください。

 

③しばらくは一人にならずに、家族や仲間など安心できる人たちと過ごすようにしましょう。


④食事・睡眠・休養など規則的な生活を心がけましょう。


⑤一人で悩んだり、抱え込まずに、周囲の人や専門家に相談しましょう。


⑥ストレス反応からの回復は必ずしも直線的ではなく、行きつ戻りつしながら回復していくものであることを知っておいてください。


⑦過度の飲酒は控えましょう。