デジタルデトックスとは? スマホ・パソコンの依存状態を避け、より健康的に付き合う

最近よく聞く、「デジタルデトックス」とは何でしょう?

 

英語では「digital detox」になり、デトックス(detox)は、生理学的・医学的に生物の体内に溜まった有害な毒物を排出させることを意味します。

 

英語のまま、直訳すると、「デジタルデトックス(digital detox)」は、少し変ですが、デジタル機器で体内に溜まった有害な毒物を排出させることになります。

 

簡単に言えば、「デジタル・デトックス」、スマホやパソコンといったデジタル機器の使用を自発的に控えていくことです。

デジタル機器を完全に手放して生きよう、というものではなく、依存状態を避け、時にはデジタル機器から離れ、より健康的に、より健全に、デジタルデバイスやインターネットと付き合っていくためのものです。

 

スマホ、パソコンを長い時間使っていると、依存気味になったり、ドライアイや視力低下、眼精疲労といった眼の症状のほか、首・腰・肩のこりやだるさ、食欲減退やイライラといった、心身の不調につながったりするおそれが指摘されています。

 

ここは思い切ってスマホ・パソコンの使用を一時停止してみたらどうでしょうか?

 

私(男)は既に会社を退職し、実家に一人済み、家事全般をやっていますが、なかなか家事がはかどりません。そこで、思い切ってパソコン・スマホを午前中はしないことにしました・・・なんと、これで気分もなかなか良く、家事もスイスイはかどります。

家事が進まないこと、そして精神のイライラも、パソコンを長時間使っていることが、私の場合、原因でした。

 

■大事で有効な時間帯はスマホ・パソコンを一時停止し、実作業に当てる

自分にとって大事で有効な時間帯こそ、思い切って、スマホ・パソコンの使用を一時停止し、家事・仕事などの実作業に当てることが、精神的にも大事だと思います。

 

■スマホ・パソコンを長時間使うことで生活リズムに乱れ

私は、60歳後半の高齢者ですが、パソコンを1日約6時間以上使っています。おかげで、自分の担当の家事は大幅に遅れ、生活リズムも乱れ、人との交流も面倒くさくなっています。当然、睡眠時間も少なくなっています。

なお、午前中、パソコンを触らずにいると、とても生活がスムーズに行きます。担当の家事も、好きな花の手入れもスムーズで、近所の人達との会話も楽しめます。

 

■IT企業トップは子供にスマホを与えない?

『スマホ脳』が大ベストセラーとなったハンセン氏は「IT企業トップは子供にスマホを与えない」として、以下を紹介しています。

①Appleの故ジョブズ氏は、iPadはおろか、すべてのデジタル機器について、わが子のスクリーンタイム(視聴時間)を厳しく制限していた。

②マイクロソフトのビル・ゲイツも、子どもが14歳になるまでスマホを与えていない。

 

■スマホ・パソコンは思っている以上に長時間使っている

株式会社PR TIMESが実施した「スマートフォン利用に関する生活者実態調査」によると、自分で意識しているスマホの使用時間の平均は1日当り4時間に対し、実際に使用している時間は7時間と3時間も多くなっています。

 

気づかないうちに、より多くの時間をデジタル機器に割いているようです。私も、6時間ぐらいパソコンを使っていると思っていますが、それ以上に使っているかもしれません。

 

■デジタルデトックスは、より健全にスマホ・パソコンと付き合っていくこと

なお、デジタルデトックスは、デジタルを完全に手放して生きよう、というものではありません。以下のサイトに、とても分かりやすい説明がありました。

 

 デジタルデトックスとは? | DIGITAL DETOX JAPAN

 https://digitaldetox.jp/digitaldetox/


『デジタルデトックスとは、一定期間スマートフォンやパソコンなどのデジタルデバイスとの距離を置くことでストレスを軽減し、現実世界でのコミュニケーションや、自然とのつながりにフォーカスする取り組みです。

デジタルデトックスは、デジタルを完全に手放して生きよう、というものではありません。より健全にデジタルデバイスやインターネットと付き合っていくために行うものです。』(上記のサイトより引用)

 

■ 私のデジタルデトックス *高齢者(年金生活者)の場合

 

私がやっているデジタルデトックスの例です。皆さんも、考えてみたらいいですね。

 

①午前中はデジタル機器を極力触らず、日常生活で必要なこと(家事など)をする。

②TwitterなどのSNSは自分にとって不必要な記事は深追いしない。

③暗いニュースはマスコミ含め好きだから多くの情報が流れる、でも深追いしない。

  *但し、災害などの自分に役立つ内容は今後の参考にする

④調子が悪いときは、暗いニュースは避ける。特に、大きな事件・事故の動画は何度も見ない。

⑤必要な情報は、新聞などのネット以外からも吸収する。

⑥近くのスーパーに有る物を、不用意にネットショッピングしない。