【ウイルス】は破壊行為をする 危険なソフト ウイルスの種類と対策の基本

ウイルスは、パソコン、スマホなどを操作不能にしたり、データを削除したり使えなくしたり、という行為などを行う危険なソフトです。

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ウイルスは自分自身のコピーを作成し増殖しながら、パソコン・スマホなどに感染し、ネットワークを使ってウイルス感染を拡大します。

 

自分の分身を作って増えていく様が、病気の感染に似ているため、ウイルスという名称になったとされています。

 

ウイルスの種類(ウイルス、ワーム、トロイの木馬)

 

”ウイルス”を、更に細分化して、”ウイルス(狭義)”、”ワーム”、”トロイの木馬”という3つのタイプに分けて説明することがあります。

 

以下のように違いはありますが、区分けすることは現実的ではありません。ウイルス、ワーム、トロイの木馬は”ウイルス”のことだと考えればよいです。

 

(1) ウイルス(狭義)

他のソフト・データの一部を書き換えて、自己増殖する不正ソフトです。単体では存在できず、既存のプログラムに寄生して存在します。

 

(2) ワーム

自身を複製して感染していく点はコンピュータウイルスと同じですが、ウイルスのように他のプログラムに寄生せず、単独で存在可能で、ワーム(虫の意味)と呼ばれます。

ワームはネットワーク経由で自身の複製を、他の機器に自動的に送信します。感染力が強く、ネットワーク全体にあっという間に広がり、経由した全てのパソコンなどを感染させていきます。

 

 (3) トロイの木馬

無害なことを実行しているように見せかけつつも、実は悪意のある不正ソフトです。画像ファイルや文書ファイル、スマートフォンのアプリなどに偽装し、コンピュータ内部へ侵入、外部からの命令で、パソコンなどの機器を自在に操ります。

「トロイの木馬」は、ギリシア神話に登場する装置で、戦争で使用され、中に人が隠れることができるようになっていたことから、このように名前が付けられました。

 

[ウイルス対策]

 

①まずは、セキュリティソフトを活用することです!!

 

参考:【セキュリティソフト】の選び方とお勧めのソフト

https://netyougo.hatenablog.com/entry/2018/05/15/144322

 

②セキュリティソフトが、ウイルス情報を記憶している、ウイルス定義ファイル(ウイルスパターンファイル)を、常に更新して最新版にすることです。

 

ウイルス定義ファイルを更新しないと、最新のウイルスに対応できません。通常、セキュリティソフト会社は、一日数回更新しています。

 

なお、通常、セキュリティソフトは、初期値で、ウイルス定義ファイルを自動更新する設定になっています。

 

③セキュリティソフトの使用期限の確認も重要です。

セキュリティソフトの使用期限が切れたら、ウイルス定義ファイルが更新されず、ソフトの効果が低下しますので、すぐに更新ライセンスを購入して下さい。