”脆弱性(ぜいじゃくせい)”とは ソフト(アプリ)の不具合(欠陥)のこと

インターネットの記事でよく使われる「脆弱性」は、なかなか難しい漢字ですが、「ぜいじゃくせい」と読みます。

 

「脆弱性(ぜいじゃくせい)」は、”脆く(もろく)、傷つきやすいこと”で、パソコンやスマホのソフト(アプリ)の不具合(欠陥)です。

 

脆弱性(ぜいじゃくせい)=ソフト(アプリ)の不具合(欠陥)

 

Windowsなどの基本ソフトや様々なアプリの更新が必要なのは、この脆弱性を無くす為です。ぜひとも、ソフト・アプリの更新情報が発表されたら、それを導入して、最新版にして下さい。

もし、更新情報をそのままにしておくと、いつかは、そこを狙われ、ウイルスなどに感染します。

 

【注意点】

①ソフト・アプリの脆弱性を狙う攻撃は、セキュリティソフトでも防ぐことができない場合があり危険です。必ず最新版に更新しましょう。

②サポートが切れたWindows、アプリなどを使うのは危険です。サポートが切れると、更新情報が提供されず、攻撃に会う機会が増大します。

 

私たちが使っているパソコン、スマホ、タブレットの中のソフト、基本ソフト(OS)にも、ブラウザ、メール、そして多くのアプリにも欠陥があります。

そして、ネットの向こう側では、このアプリの不具合(欠陥)を日々見つけ、見つけたら、そこからパソコン、スマホなどを攻撃します。

 

ソフト(アプリ)は人間が作るもの、完璧なものはありません。

 

特に、開発競争が厳しく、納期が厳しい、ネット関係のアプリは、テストも不十分で、問題があるソフトが多いように思われます、

 

インターネットで攻撃をする人は、この”脆弱性(ぜいじゃくせい)”、つまり不具合(欠陥)をねらって、ウイルス攻撃、データ破壊、個人情報を盗んだりします。

 

以前、スマホの銀行アプリに脆弱性が見つかったことがありました。このアプリを最新版に更新せず、放っておくと、個人情報が盗まれる危険性がありました。本当に恐い話しです。

 

以前のニュースですが、英国のセキュリティ関連企業、スマートフォン向けの銀行アプリの調査では、半数において情報搾取や盗難の脆弱性がみつかったそうです。

 スマホ用銀行アプリ、じゅうぶんセキュアなものは皆無。英調査 - PC Watch

 https://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/1260213.html

 

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【脆弱性(ぜいじゃくせい)がよく使われる例】

 

①「Webサイトの脆弱性が発見された」

  Webサイトのコンピュータのソフトに不具合(欠陥)が見つかった

 

②「ソフト(アプリ)の脆弱性を悪用した攻撃が発見された」

  ソフト(アプリ)の不具合(欠陥)をねらった攻撃が発見された

  この場合、ソフトの最新版への更新が必要です

 

③「ソフトの脆弱性が修正された」

  ソフトの不具合(欠陥)が修正された

  この場合、ソフトが修正されたので最新版への更新が必要

 

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パソコン、スマホの中には、Windows、Androidなどの基本ソフト(OS)、Office、ブラウザー、メールなど多くのソフトがあります。

 

これらのソフトの「脆弱性」つまり、「不具合(欠陥)」は常に狙われており、ウイルスなどの攻撃に会います。

 

攻撃は、ソフトの不具合(欠陥)を利用し、ソフトが扱うデータにウイルスを仕込みます。もし、ソフトに不具合が残っていると、危険なデータを読み込んだ時点でウイルスに感染します。

 

このような危険を防ぐために、パソコンやスマホの基本ソフト(OS)、アプリは常に最新版に更新して不具合を修正しておくことが大事になります。

 

なお、ソフトの不具合(欠陥)を利用した攻撃は、セキュリティソフトでも防げないものがあります。その意味でも、基本ソフトやアプリは常に最新版に更新することが大事ですね。